採用担当の教科書

2016年度採用で流れが変わる!?その前に、現在の採用活動の流れをおさらい。

2016年度採用の流れ

2016年度採用から、経団連の採用選考に関する指針により、多くの企業スケジュールは後ろ倒しになることが予想されます。どう変化し、何を準備すればいいのか、と身構える前に、まずは今の現状を知り、過去をおさらいしてみましょう。

2016年度から採用活動時期が変わる

経団連 採用選考に関する指針によると、
広報活動:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
選考活動:卒業・修了年度の8月1日以降
と提示されているのです。

その影響は現時点では図れませんが、
従来の採用スケジュールで進行する企業(外資やベンチャー企業で予想されます)、
協定通りにすすめる企業
(経団連に参加する大手企業など)、
2つに大きく分かれることが予想されます。

そのどちらにならってすすめるか、どんな影響が出るのか、判断するにも頭を悩ませる担当者の方も多いのでは。そこで、おさらいとして従来の採用活動の流れを振り返ってみましょう。

2015年度の採用活動の流れ

ここでは、2015年度の新卒採用の流れを例に上げます。

6月からスタートする採用広報活動

2013年6月からインターンシップ向けのナビサイトがオープンします。
学生との早期接触を狙いサマーインターンシップを企画する企業は、ナビオープン前の4月〜5月が広報準備期間となり、内定者や新入社員の対応に追われる採用担当者の忙しい時期の一つです。

8月-10月のインターンシップとその後のフォロー

インターンシップを開催する企業は、7月から8月にかけて募集、選考期間をとります。
主な対象は大学3年生、大学院1年生。
8月9月を中心に1日から1週間の期間のインターンシップを開催する企業が多く、積極的な学生は複数の企業のインターンシップに参加します。

学生に人気の出るインターンシップを開催した企業は、学生間の口コミ効果も期待できます。
この時期に目立つ学生は、複数インターンシップに参加し他企業採用担当者からも注目されているので、12月以降の選考に招きたい学生に対してのこまめな関係性構築が重要です。

本格化するのは12月の情報開示後

12月に学生向けの情報開示や説明会がスタート。
インターンシップで出会った早期に活動していた学生だけでなく、ここで多くの学生が就職活動をスタートさせます。

毎年ナビオープン時のアクセス集中や、合同説明会の熱気がニュースにあがるのこの時期。
多くの学生は12月のナビオープン後に、企業研究や業界研究を始めるため、大手企業や業界トップ企業にエントリーがかたよりがちではありますが、中小企業やベンチャー企業もこの時期に露出をはじめることで、就活がはじまったばかりのモチベーション高い学生と接触できます。

2月説明会、3月4月が選考と内定の一時ピーク

学生が春休みに入る2月初旬から、企業説明会の数も増えます。学生は複数社の選考を並行してすすめるため、採用担当者も学生も余裕を持ったスケジュール提示が肝心です。

3月から集団面接、個別面接と選考をすすめる企業も多く、4月には内定を出す企業も出始めます。
他の企業の様子をうかがい前後しながらも、ゴールデンウィーク前後に、第一次の内定出しの波が落ち着くのが例年の傾向です。

学生も選考の結果が出始め、内定を獲得し就職活動を終了する学生もいれば、志望を変更し就職活動を再スタートさせる学生もではじめます。

5月以降の就活第二波と、内定者への継続フォロー

春に内定が出なかった学生や志望を変更した学生、教員試験・公務員試験後に民間企業に就職しようと考える学生は、5月以降も継続して就職活動を行なっています。
採用数を増員する大企業の秋採用と、中小企業・ベンチャー企業の継続した採用活動により、時期はまばらながらも説明会・選考活動が企業ごとで進行していきます。

内定者に対しては、夏季休業や卒業後の春休み期間などを利用し、インターンや内定者研修をした後、2015年4月に入社する準備を進めます。10月に内定式を開催し、同期や社員との顔合わせをする企業も多いのではないでしょうか。

2016年度では、具体的にどう変化するのか?

現時点で、2016年度採用で変化する流れの予想として、ひとつ予想されるのが、インターンシップやセミナー開催企業の増加があります。

インターンシップ・セミナーの増加予想

2015年度採用以前の傾向を見ても、多くの学生が活動するのは情報開示後になることでしょう。しかし、4月の情報開示より以前に、少しでも多くの学生と出会い認知度をあげておきたい、そう願う採用担当者の方も多いことでしょう。

「採用活動」とは認識されない、インターンシップやセミナーを開催する。
従来のサマーインターンシップだけでなく、今までは説明会や選考があった冬の時期にも増えることが予想されます。そんな企業の取り組みに合わせて採用支援サービスも増えるのではないでしょうか。

早期接触は学業負担?仕事観を醸成する機会?

早期接触を目的とした、インターンシップやセミナー開催は、企業利益に走っていると一見受け取られかねません。
しかし、仕事観の醸成が弱いまま、短期間で就職活動を行うことは、企業だけでなく学生にとってもデメリットではないでしょうか。

2016年度採用におけるインターンシップ・セミナー開催は、学生の仕事観醸成に役立つものが増えることで、ミスマッチの解消に一役買うかもしれません。
また、早期接触とは逆の流れとして、通年採用に取り組む企業や、既卒・第二新卒の採用に取り組む企業も出てくることで、ミスマッチの解消につながるのでは。

たとえ流れが変化しても、採用の基本は、企業と学生が出会い、お互いのことを知りながら、一緒に働くことを検討する場。
その方法が変化し多様化することは、よりよい採用に向けての一歩ではないでしょうか。
今後の各社の新しい取り組みに注目し、自社採用に取り込んで行きましょう。

「新卒採用の手引き」運営局

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