長年の不景気と世界経済とともに変化した企業や産業、
ソーシャルメディア・スマートフォンの浸透とインターネットの情報網の発達、
少子社会ながらも大学進学率5割、年間60万人の就活生。
これらと密接に関わる日本の新卒採用は、いま、過渡期を迎えています。
新卒一括採用はなくなったほうがいい、という声も聞こえながら、
ナビオープン日にはアクセスが集中し、就活イベントに大量にあつまる就活生。
そんな彼らを採用しようと試行錯誤する企業の採用担当者、採用サービス事業者。
果たして、新卒採用という仕組みは、なくなるのでしょうか?
このように広く受け入れられている新卒採用という仕組みは、
圧倒的多数の企業と学生が参加し続ける限り、ゼロにはならないのでは。
新卒採用という今ある仕組みをなくすのではなく、
企業と求職者の出会いの場として、どうやったらもっと活用できるか。
仕組みのありかたでなく使い方を、再考するタイミングではないでしょうか。
なぜ、新卒採用が問題視されるのか。
原因の一つに、学生と企業のミスマッチがあげられます。
数十社の選考を受けても内定が出ず、留年・卒業後に就活を続ける学生。
ようやく内定を手にして就職しても、3年以内に離職する若手社員。
応募が殺到し、効率化されたシステムで選考する人気企業。
ナビ掲載をしてもイベントに多く参加しても、求職者に出会いづらい中小企業。
これらの現象は、従来のシステムに流され企業も学生も量やスピードを重視し、
マッチングの精度検証が不十分なまま、従来の活動を継続していることが起因です。
もちろん、採用活動とは慈善事業ではなく企業活動。
効率を上げ成果を出すために、量やスピードを追求することは否定できません。
実際に、採用担当者の業務は幅広く、採用シーズンは業務が偏るため、
じっくりと考える間もなく慌ただしく採用活動期間が終わり、
例年通りの採用から抜け出せないジレンマを感じている担当者も多いのでは。
そんな、悩める新卒担当者のよりよい採用活動をサポートするため、
「新卒採用の手引き」では、忙しい間にも読みやすい記事形式で、
新卒採用担当のみなさまに、必要となる情報をお伝えしていきます。
ニュースやコラムで、変化の激しい新卒採用の本質をつかみ、
中小・ベンチャーでも大手企業でも、企業規模や業種業態にかかわらず、
ほんとうに企業に必要な人材を採用する力をつける。
採用企画のスタートや年間スケジュール組み、
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