採用担当の教科書

採用活動での必須キーワード!キャッシュフローとは

495145485

よく使われるけれど、、いまいちわかりづらいキーワードありますよね。
本記事ではそんな悩みを解決するため、サクッと読める量でわかりやすく解説してまいります。
今回のキーワードは「キャッシュフロー」です。

キャッシュフローとは

キャッシュフローとは直訳すると「お金の流れ」のことになります。
(書籍はもう少し平たく言うと、現金の入り(キャッシュインフロー)と現金の払い(キャッシュアウトフロー)の差を指します。

近年は経常利益よりもキャッシュフローを重視した経営が重要である、と叫ばれています。
この理由をひも解いていきましょう。

キャッシュフローが重視される理由

日本の会計基準では、売上は“実現主義”にて処理されるのが一般的です。
実現主義とは、商品やサービスを提供した時を、売上日として計上するというものです。
ここで一つ問題が生じます。

小売業であれば、大半の場合「商品の受け渡し」と「現金の回収」は同時に行われます。
ですから、売上高に応じた現金が“その場で”受け取れることになります。
しかし、BtoB(法人同士で商品・サービスを提供する企業)であれば、商品の受け渡し日と、現金が口座に振り込まれる日は異なります。

(イメージしづらい方は、給与を考えてみて下さい。日給制でない限り、労働を提供した日と給与を受け取る日はずれますよね?それと同じです)
むやみに売上だけに注目し、代金回収を怠ってしまうと、企業内部のお金はどんどん減ってしまいます。
最悪の場合、「黒字倒産」になることもあります。
黒字倒産:損益計算書上は黒字にも関わらず、現金が手元になくなり倒産してしまうこと

経常利益の額は、実は簡単に操作することができます。
(利益操作を繰り返し、経営悪化を隠す手法を教えるコンサルタントもいるぐらいです…)

ですがキャッシュフローは現金そのものですから、操作することができません。
また、キャッシュがなければ倒産してしまいます。
そこで冒頭申し上げた通り、近年はキャッシュフローが重視されるようになっています。

人事がキャッシュフローを知らないといけないワケ

採用・育成活動は、いわば“超”長期的視点に立った経営活動です。
キャッシュフローで考えると、人材は保持しているだけでもお金が出ていきます。
採用活動にかかったお金も、全てキャッシュアウトフローです。

ですが、人材採用・育成の目的は“利益を出す”すなわち、キャッシュインフローを増大させる、ということですよね。
このことを忘れてしまうと、過大な人件費・採用費・教育費が計上されることになってしまいます。

人事はキャッシュフローの危険性を理解すべき

確かに人材投資は必要不可欠です。
しかし、過度な採用活動と投資は会社の経営を悪化させる危険性をはらんでいます。

今回お伝えしたとおり、人事担当者は、自分が張り切って活動すればするほど、会社のキャッシュフローを悪化させる危険がある、ということを理解しておきましょう。

上田一輝

上田一輝

大学にてバイオテクノロジーを学び、首席卒業。しかし”人の力を生かし、幸せを創る”経営学に興味を持ち、転向。イオングループに入社し、人材管理・店舗マネジメントに携わる。その後独立し、講師として活動を開始。業界最年少ながら研修会社や予備校など、年150回、累計1000回の経験を持つ。また、ボードゲームを用いた研修事業「ナレッジゲームズ」も展開している。詳細はhttp://uedakazuki.com/

Return Top