採用担当の教科書

中小企業は採用できない?大手企業と戦わず、中小企業が採用率を高めるための3つのコツ

中小企業は採用できない?大手企業と戦わず、採用接点を増やす方法

「中小企業だから新卒採用がうまくいかない…」
「学生は知らない企業だから求人応募も来ない…」
なんて、考えていませんか。

日本には約430万社の中小企業があります。
日本の企業数の99.7%、雇用の約7割を占めている中小企業。
そのすべてが採用がうまくいかない、なんてことはありえないのですが、やはり「中小企業は新卒採用がうまくいかない」という声はあちこちから聞こえてきます。

そこで今回は、中小企業が採用できない理由と、採用するためにできる3つの施策をお伝えします。

中小企業に不利な大きな2つの理由

なぜそう言われてしまうのでしょうか?
それには、「新卒採用」だからこそ抱えてしまう、2つの大きな理由があります。

大手企業志向の学生が多い

マイナビ「2015年卒マイナビ大学生就職意識調査」によると、大手企業志向の学生は44.9%で、2年連続の増加の様子。
生まれた頃から平成大不況、リーマンショックを見てきた新卒採用世代は、大手企業へ就職したいという気持ちが高いと言われています。

また、学生生活の中で企業との接点は少なく、社名に聞き覚えのある大手・有名企業への志向が強くなってしまうのも、新卒学生として特徴的な傾向。
経団連の倫理憲章によって就職活動の時期が短くなり、企業や業界について知る期間が十分にないことも原因です。

採用費を大手企業ほどかけることができない

もう1つの原因は、新卒就活の仕組みのベースとなっている、就活ナビサイトの掲載システム。
新卒に限らず、求人広告は掲載費用によって掲載ボリュームや掲載期間、求職者向けに送ることが出来るメッセージ数が変わっていきます。

採用にかける予算が少ない中小企業よりも、予算枠の大きい大手企業のほうが、学生の目にとまりやすいのは必然なのです。

解決策:大手企業と【同時期】に【違う方法】で採用する

先述のマイナビアンケートで浮き彫りになったのは、大手企業志向だけではありません。
実は、中堅中小企業を志向する学生は、50.6%と過半数の数字が出ています。
割合だけ見るならば、大手企業を志向する学生とほぼ同じ、むしろわずかに多い志向学生。

彼らを採用するためには、次の3つの方法に取り組むことで出会えるかもしれません。

大手企業と【同時期】に採用活動を始める

もし、「学生は大手企業を受けてから中小企業を受けるから、採用時期は少し後のほうがいいんじゃないか」と考えられているなら、それはとても、もったいない選択です。
就活生の多くは、就活ナビオープンと同時に就活をスタートさせ、この時期に多くの企業情報を比較検討します。
このタイミングに新卒採用の広報をスタートさせることができれば、少しでも認知してもらうチャンスを広げることができます。

確かに早く始めても採用にいたるケースは今までと変わらないかもしれません。
ですが、少しでも多くの学生に知ってもらうことが最初の段階ではとても重要です。

大手企業と【違う方法】で採用活動をする

大手ナビサイトに掲載すれば、一定数のアクセスを集めることができます。
けれども、多くの企業情報の中に情報が埋もれてしまうデメリットもあります。

そこで活用したいのが、大手ナビサイト以外の採用活動。
中小・ベンチャー企業を対象としたナビサイトや、プロフィール登録型のサイト、新卒紹介サービスなど、Webサービスから面談ありの紹介サービスまで、新卒採用でも幅広い採用支援サービスがあります。

大手ナビサイトよりも、1つ1つのサービスに登録する学生数は少ないですが、サービスごとに特徴があり、自社に合ったサービスを選べば相性のいい学生と出会いやすくなります。

大手企業が【採用しにくい】採用をする

新卒採用を長く続けられている企業は、上記2つはすでに実践されている内容だったかもしれません。
では、大手企業が【採用しにくい】採用戦略はいかがでしょうか。

例えば、エントリーシートや面接を廃止した、オリジナルの採用イベントの開催。
年間を通した採用活動や、既卒・第二新卒者の採用、通年インターンシップ生の募集。
中小企業だからこそ、柔軟に自社の採用制度を変えることができるのは強みです。

新しい試みにチャレンジしてみるのはいかがですか?

中小企業の採用は、大手企業と違った採用接点をつくることから。

大手企業が有利に思える新卒採用でも、工夫次第で採用はうまくいきます。
採用人数が少ない中小企業は、大手企業のように広告費をかけて大人数を集める施策との相性は良くありません。
【同時期】・【違う方法】・【採用しにくい】のすべてを導入すると、出会える学生の数は減るかもしれませんが、中小企業だからこそ出会える学生に出会えます。

大手企業とは違った工夫で、会社と学生の接点を増やした後は、自社の魅力で惹き付けるだけです。
まずはぜひ、学生と出会う最初の接点を広報や採用ルートから増やし、今後の採用率向上のために活かして増やしてみてください!

天池知子

天池知子

2011年株式会社カケハシ スカイソリューションズ入社。 就活サイト「ミートボウル」の立ち上げ運営に携わり、学生広報を担当。 2012年「就トモCafe」の社会人バリスタとしてボランティアで運営。 現在はフリーランスとしてメディア運営・ライティングに携わる。

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