「中小企業は採用できない?大手企業と戦わず、中小企業が採用率を高めるための3つのコツ」の記事でご紹介した3つのコツのひとつ、「大手企業が【採用しにくい】採用をする」について今日は更に解説していきます。
大手企業は、数十人〜数百人の採用をするために多くのエントリー者をあつめて、そこから絞って採用していくといった、現行の新卒採用スタイルがマッチしているといえます。
では、毎年数名〜数十名の採用規模の中小企業では、もっと人数を絞った採用手法を取り入れることが出来るのではないでしょうか?
大手企業が取り入れにくい採用手法の例を3つご紹介していきます。
従来のエントリーシートを廃止した採用手法
エントリーシートや集団面接は、効率的に多くの採用志望者と出会うための仕組みです。
その仕組みを廃止した採用手法はいかがでしょうか。
実際にこのような採用を実施されている企業に、ロート製薬2015新卒採用「電話エントリー」、ライフネット生命2015新卒採用「重い課題」などがあります。
2社とも、大量のエントリーシートを集めるのではなく、オリジナルの“課題”を一次エントリーで用意しています。
POINT
この採用手法に向いているのは、既に学生認知度があり毎年一定数の応募があるけれど、採用人数が多くても十数人といった企業です。
この手法ですと、大量エントリーからの母集団形成は難しくなります。
けれども、応募段階から就活生の意欲が試されるため、志望意欲の高い母集団形成が期待できます。
既卒・第二新卒者を対象にした採用手法
新卒採用の概念を広げて、既卒・第二新卒者の採用に積極的に取り組んでみるのはいかがでしょうか。
既卒・第二新卒者の採用は、大手企業の雇用規定に当てはまらず実施されないことが多いです。
そこで、既卒・第二新卒者の採用を中小企業が積極的に取り組むことで、大手企業が出会えていない人材に出会える可能性があります。
POINT
この採用方法に向いているのは、新卒や既卒の枠組みに囚われずに活躍できる環境を備えた企業だと言えます。
年功序列が根強い企業や新卒と中途で待遇に差がある企業よりも、上記のような企業の方が既卒・第二新卒社員は実力を発揮しやすくなるでしょう。
通年採用・新卒紹介を活用した採用手法
現在の新卒採用は、就活生が動くシーズンに会わせて大量に募集、採用をしようという方法が一般的です。
大手企業の大量採用には効率的な手法ですが、年に数名採用できればいいと考えているならば、通年採用・新卒紹介を活用した採用手法はいかがでしょうか。
例えば、成功報酬型の新卒紹介サービスを活用して、通年で採用希望者にお会いすることをおすすめします。
通年募集で出会える学生には
・就活シーズンに就職が決まらなかった学生
・留学から帰ってきた学生
・大学院進学から方向転換した学生
などさまざまな学生がいます。
また、大手企業志望から中小企業へ目を向けはじめた学生もいますので、中小企業ともマッチングしやすい傾向にあります。
POINT
この採用活動に向いているのは、年に数名以下の採用ができればいいと考えている企業です。
今までに新卒採用をやったことはないけれど、チャレンジしてみたいという企業のはじめての採用活動にもおすすめです。
中小企業の新しい取り組みで、大量採用手法から脱却する
今までの『新卒採用』の考え方をすこし変えて、中小企業だからこそできる新卒採用にチャレンジしてみませんか?
柔軟に取り組み方を変えれば、大量採用手法がスタンダードな大手企業では出会えない就活生に出会えます。
ぜひ、自社にあった取り組み方を見つけて実践してみてください!
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