新卒採用の倫理憲章見直しにより、各社がインターンシップへ力を入れ始めています。
「ここで我が社も!」
と意気込み企画・集客してみたものの、どう運営すればいいかわからない。
という悩みはインターンシップを実施するにあたり必ず直面する問題です。
にもかかわらず、コンテンツ内容に目が行きすぎて当日の運営方法が疎かになっているインターンシップは多く見受けられます。
どれだけ良いコンテンツを練り上げても当日の運営方法を間違えると、せっかく工数をかけて作ったインターンシップが逆効果になってしまうことも。
今回はコンテンツの内容ではなく、どのように運営すれば良いか、ポイントをお伝えします。
- 初めてのインターンシップ実施にあたり不安が多い
- インターンシップが採用にうまく直結してない
そんな悩みを抱える方は是非最後まで読んでいただき、ぜひ取り入れてみてください!
インターンシップ運営:事前準備編
インターンシップ実施前の事前準備編です。
当日の運営をうまくおこなうために事前準備は重要になります。
運営チームで目的を共有する
はじめに、インターンシップの目的を明確にしておくことが重要です。
目的なしにインターンシップを実施している企業はほとんどないと思いますが、その目的をしっかりと運営メンバー全体で共有できているでしょうか。
企画者が目的を把握していることはもちろんですが、当日に運営するのは企画者1人だけではありません。チーム全体として共通の目的を共有する必要があるのです。
例えば「会社の雰囲気を学生の肌で感じてもらう」ことが目的にあるインターンシップで、運営スタッフが「学生の自主性を重んじ積極的に交流しない」という対応をしていたら、目的を果たすことができませんよね。
インターンシップの目的を果たし、成果を最大化するためにもチーム全体で目的を把握しましょう。
その際に、必ず明文化することをおすすめします。
明文化することで共有しやすくなるだけでなく、企画者の中でのブレや矛盾に気づきやすくなり、より明確な目標を設定できます。
運営スケジュールの作成
インターンシップを含めイベントを実施する場合、事前に当日をいかにリアルに想定できるか、が重要になります。
そのために、運営スケジュールの作成は大変効果的です。
運営スケジュールを細かく作ることにより全体像の把握ができる他、細かい抜け漏れを未然に防止できます。
それにより必要な人員や備品、リスクヘッジもかけることが可能です。
仕事において「段取り八分」とよくいいますが、インターンシップについても段取りの重要性は同様です。
役割分担を明確に
インターンシップは企画者1人ではなく、チーム単位で実施することが多いでしょう。その際に役割分担を明確にしておく必要があります。
役割を明確にしていないと、進行役が学生との連絡のやり取りを担当し、進行に支障をきたす、なんてことも起こりえます。
また、役割分担をする際に、具体的にどのような仕事を受け持つのか、まで落とし込むといいでしょう。
「学生の誘導係」という役割も、ただ単に入場した学生を席に誘導するだけなのか、誘導した上でレジュメを配り流れの説明までするのか、両者事前準備に大きな違いがあります。
インターンシップ運営:当日編
インターンシップ当日本番が一番重要なのは、言うまでもありませんね。
インターンシップを運営するにあたり、当日必要なことやポイントをお伝えします。
インターンシップの目的を学生にしっかりと伝える
インターンシップの目的についてのお話は事前準備編でもお伝えしましたが、運営側だけでなく学生に伝えることも重要です。
運営側と違い参加学生はどんなことが目的でこのインターンシップが実施されているのかを知りません。それを冒頭に伝えることで、学生自らがその目的を遂行するように動いてくれるようになるのです。
「選考の一環としてではなく、入社後にどのような業務をするのか実際に体験して考えて欲しい。なので、仕事に対する疑問点などは積極的に聞いてください。」と伝えることで、選考に有利/不利を考えて質問しづらくなることを防ぎ、学生に自社を知ってもらうという目的を果たしやすくなります。
アンケートで振り返りの時間を確保する
すでにアンケートを実施しているインターンシップは多いです。
アンケートをする際に
- 学生の満足度はどうか
- 改善点はあるか
- また参加したいと思うか
といった企業視点の質問事項ではなく、インターンシップで何を得たのか、など学生視点の質問事項を設けるようにしましょう。
インターンシップは通常の説明会などと違いイベント生が高く「楽しかった」という感想のみで終わってしまうことも稀ではありません。
インターンが終わってまだ気持ちが熱いうちにアンケートを実施することで、学生自身に体験を咀嚼させるのです。
事後の連絡を忘れずに
インターンシップを恙無く運営するために、事前連絡をすることは多いでしょう。しかし、それはあくまでインターンシップを実施するという目的です。
インターンシップ後の連絡は実施のための連絡ではなく、参加者の満足度を向上させ、採用に直結するものです。
インターンを受ける前と異なり、学生は企業に関心を寄せていて開封率が高くなる傾向があります。
効果的に読まれるタイミングを生かさない手はありませんので、積極的に活用しましょう。
インターンシップ運営:まとめ
インターンシップは新卒採用において必須なものとなりつつあります。
早期から自社でインターンシップを取り入れ実施していくことが採用の成功率にも直結します。
冒頭でも触れたように、コンテンツに目がいきすぎて運営が疎かになっているインターンシップは多いです。
それだけ他社との差別化できる部分でもあるので、ぜひ本記事を参考にインターンシップ運営を成功させましょう!
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