採用担当の教科書

正論に立ち向かう!人材育成は本当に重要なのか?

経営者視点で考える
皆様こんにちは。ナレッジゲームズの上田です。
今回は“人材育成で最も重要な視点”について、一緒に考えていきましょう。

教育はコスト!どこまで育成をするかがポイント

人材育成は重要である!

この言葉を疑う人はほとんどいないでしょう。
しかし、あえてこの言葉に対して反論する視点が、今日の重要なテーマです。
最初に以下の文章を、自分の頭で考えて埋めてみてください!
「人材育成は重要ではない。なぜなら、○○○…」



さて、いかがでしたか。
この問題はかなり難しかったのではないでしょうか。
最初にこの問いについてお考えいただいた理由は、「正論に真正面から向き合う」考え方を知っておいてほしいためです。
教育は重要だ!育成は必要不可欠だ!
と聞くと、深く考えずに納得してしまいがちです。

しかし、企業は学校ではありませんので、給与を支払いながら、研修費用も負担して人材を育成するわけです。
ですから、経営者としては「できる限り人材育成コストを減らすべき」と考えなければなりません。
とはいえ、最低限の育成は必要になりますし、それ以上の研修を“あえて”行うこともあります。

ここで重要なのは「教育=コスト」と認識したうえで、どこまで育成を行うのか、という視点になります。

「ヒト」という経営資源の特殊性を押さえる

必ず押さえなければならない視点、それは「ヒト」という経営資源の特殊性です。
(一般的に経営資源として考えるとき、”人”ではなく“ヒト”と表記します)
いきなり難しいことを言っているように聞こえるかもしれませんが、理屈はとても簡単。
経営に必要な資源は、昔から「ヒト・モノ・カネ」と言われてきました。
この中で唯一、育成によって付加価値が変わることが「ヒト」の最大の特徴です。
(なお、ここの詳しい理屈については、本記事では扱いません。ご了承ください)

考えてみてください。
採用した人材が、すぐに明日からバリバリ働けるのでしょうか。
どんなに似た業種でも、絶対に難しいですよね。
なぜなら、その組織ならではのルールというものが、どこにでも存在するからです。
では、その「会社特有のルール」を教えれば、育成は終了としていいのでしょうか。

中途採用のうち、ある特定業務を反復的に実行してもらうならそれでも構いません。
ですが、それは例外中の例外に過ぎません。
例えば総合職として新卒採用を行った場合、きちんとした人材育成体系がない限り、価値を発揮することができません。
逆にいえば、育成をしっかり行うことができれば、平凡な人材が高い価値を発揮していくことも可能になるのです。

コストと「ヒト」の価値を押さえることが最も重要な視点

このように、人事育成はコストを鑑みながら、個々人に応じて考えることが重要となります。
有限な資源や費用を上手く利用しつつも、経営資源を最大限に活用する。
経営者視点を持つことで、このような育成の視点を持つことが出来ました。

今後、育成の視点・育成体系の作り方について“育成編”で詳しくお伝えしてまいります。
どうぞお楽しみに!

上田一輝

上田一輝

大学にてバイオテクノロジーを学び、首席卒業。しかし”人の力を生かし、幸せを創る”経営学に興味を持ち、転向。イオングループに入社し、人材管理・店舗マネジメントに携わる。その後独立し、講師として活動を開始。業界最年少ながら研修会社や予備校など、年150回、累計1000回の経験を持つ。また、ボードゲームを用いた研修事業「ナレッジゲームズ」も展開している。詳細はhttp://uedakazuki.com/

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