採用担当の教科書

選考フローの参考に!面接前に取り入れるべき選考方法とは

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就職という人生の転機に携わる採用担当者。
本企画は、「人には聞けない」「誰からも教えてもらえない」・・・
採用担当者が日々抱えているお悩みをスッキリ解決するための連載企画です。

第二弾は『はじめての新卒採用編』。
はじめて新卒採用を担当する方が向き合うことになるであろうお悩みを全8回にわたり、解決していきます。

今回は、面接前に取り入れるべき選考方法について、ご説明します。

面接前の選考は必要?

多くの企業は、選考ステップのひとつに面接を取り入れています。

しかしながら、面接は面接官のスケジュール確保が必要になるため、面接枠は限られているケースがほとんどです。

限られた面接枠に、どの応募者を割り当てるか?
こう考えたときに、面接前に選考ステップをひとつ加える企業が多いのです。

一般的に行われている面接前の選考方法とは

一般的には、以下のような選考方法が取り入れられています。

  • 書類選考
  • 筆記試験
  • グループディスカッション・グループワーク

各選考方法は、面接前に最低限見極めておきたい要素は何なのか、また、選考方法に必要な採用担当者側の工数に応じて選択することをおすすめします。
各選考方法の特徴について、以下でご説明します。

書類選考

書類選考とは、応募者に提出してもらう書類を評価して選考する方法です。
書類は、履歴書やエントリーシートなどがあります。

主な目的は、募集要項に記している条件と応募者の経歴が合っているかをチェックすることですが、記載内容を指定することにより、意欲や表現力、理解力などもチェックすることも可能です。

また、社会人になるにあたり、最低限おさえておくべきマナー(誤字脱字のチェック、文字訂正の方法など)を学んでいるかをチェックすることもできます。

書類選考は、メールや郵送でも受付可能なため、採用担当者の人数が少なく、都度対応することができないような企業におすすめです。

筆記試験

筆記選考とは、応募者に提出してもらう特定の試験の答案を評価して選考する方法です。
特定の試験は、適性検査や一般常識試験などがあります。

適性検査の主な目的は、『能力』、『性格』、『職務適応性』などの特性が、求める人物像の特性と合っているかどうかをチェックすることです。
また、一般常識試験の主な目的は、基礎的な学力と時事問題について、最低限の知識をもっているかどうかをチェックすることです。

適性検査は、カスタマイズすることにより、自社で活躍する人材の特性を抽出することも可能なため、ポテンシャル採用と言えども、活躍する人材を採用できる確率を上げてくれる方法と言えます。

筆記試験は、試験によってはWEB受験も可能なため、応募者数(受験者数)が多く、採用担当者の人数が少ないという企業におすすめです。

グループディスカッション

グループディスカッションとは、応募者が特定のテーマに対して複数の人物と討議する様子を評価して選考する方法です。

主な目的は、『最低限のマナー』、『態度』に問題がないかをチェックすることです。
また、テーマや討議時間を工夫することで、『コミュニケーション能力』、『リーダーシップ』、『協調性』などの要素をチェックすることもできます。

グループディスカッションは、少人数のグループに振り分け、対面評価する必要があるため、特定の時間帯に評価者の人数を確保できるという企業におすすめです。

面接前に見極めたい要素と応募者の負荷を考慮した選考方法を選ぼう

前述した選考方法は、あくまで代表的なものです。
書類選考として、応募者に作文や小論文の提出をさせたり、特定のテーマに対する企画書を提出させたりしている企業もあります。
しかし、これらの方法は、学生にとっては負荷が高くなるものです。

人気企業や特殊能力が必要な職種の採用であれば、選考方法を工夫しても良いと思いますが、はじめて新卒採用を行うような企業にはあまりおすすめできません。
面接前の選考方法は、見極めたい要素と応募者の負荷を考慮し、実現可能なものを取り入れるようにしましょう。

佐藤里佳

佐藤里佳

横浜国立大学卒業。2008年人材総合サービス会社へ入社。人材採用・育成、組織開発の支援に携わる。 関わる人・企業の「想い」を大切に課題解決に徹してきた。現在は、ジャンプ株式会社にて、 旗を掲げてすすむ経営「フラッグマネジメント」を軸に、企業成長の支援をしている。

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