採用担当の教科書

【事例】おすすめの内定者フォローの施策8選

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内定者フォローは、採用活動において最も重要なプロセスです。

リクルートキャリア「就職未来研究所」によると、内定辞退者の数は2011年から2016年までで3.4倍まで増えています。
求人倍率も1.78倍と学生の売り手市場が続いていますので、学生の選び方も複数の内定をもらった上で入社先を選ぶ。という風に変化していっているのです。

時間と労力をかけて内定出しをした学生が、最後の最後で辞退してしまう。
採用担当にとってこれほど悲しいことはありませんよね。

しかし、具体的に内定者フォローの内容に悩む企業も多いのが現状です。
そこで、今回はおすすめの内定者フォローの事例を8つ紹介していきます。

内定者を入社まで導く為に、参考にしてみてください。

内定者フォロー設計のポイント

内定者フォローの施策を考える前に、まずは「なぜその内定者フォローをするのか」を明確にしましょう。
内定者のフォローの内容が良くとも適切なタイミングで行われなければ、意味をなしません。
以下の順序で組み立てると良いでしょう。

  1. 内定者の意思の確認
  2. 内定者同士の連帯感を高める
  3. 企業理念や事業の理解を高める
  4. 業務の理解を高める
  5. 入社後の準備をする

参考:採用成功ナビ内定者フォローのイベント例

その際に一緒に検討しておくべきことは以下の三点です。

  1. 内定承諾前から実施する
  2. 目的にあわせたプログラムを計画しておく
  3. 立体的に、双方向で行う

参考:経営ジャンプ:内定辞退を防ぐ!内定者フォローの3つのポイント

1.内定者と社員の懇親会を開く

採用予定人数がある程度採用できた段階で、内定者と採用活動に関わってくれた社員との懇親会を設定するとよいでしょう。
目的としては、主に以下の2点となります。

  • 内定者同士のつながりをつくること
  • 内定者と社員のつながりをつくること

内定者は、入社に対して様々な不安を抱いています。

参考:【事例紹介】内定者フォローに必須!4つの不安の解消

早くから同期との接点をつくることにより、不安を解消するほか、同期同士の結束が強まり内定者辞退を防ぐことにも繋がります。
新卒入社の同期は入社後もかけがえのない仲間となりますので、早期からつながりをつくっておくことが大切です。

また、採用に関わってくれた社員は、内定者にとって憧れの社員になっていることも多く、その人に一緒にお祝いしてもらうことはとても嬉しいことです。

就職に対して何か悩んだときに先輩社員にも相談できるような状態をつくるためにも、社員と内定者の交流機会をつくりましょう。

2.内定者との継続的なコミュニケーションを図る

内定者と継続的なコミュニケーションを図れるようにしておくことは大事です。
知り合いの学生は内定先から定期的に連絡がきているのに、自分は全く来ない、となると、会社への不信感はつのりますし、お互いに状況を知らないまま数ヶ月経ってしまうのは危険です。

継続的なコミュニケーションを図るうえでは以下の2点がおすすめです。

ソーシャルメディア上でコミュニティを作成する

ソーシャルメディア上でコミュニティを作成し、採用担当者と内定者がコミュニケーションをとれる場を用意するといいでしょう。
ソーシャルメディアは従来のメールでのコミュニケーションと比べ、双方向でのコミュニケーションが取りやすい点が特徴です。

内定者同士でコミュニティをつくる場合もありますが、会社からの情報提供をして、会社の情報を定期的に発信することも必要です。
特に、ソーシャルメディアであれば気軽に写真や文章をアップすることができる点がおすすめです。
具体的には、「Facebookグループ」「LINEグループチャット」などが最近では使われることが多いです。

なお、内定者フォロー用のSNSについては、以下の記事に詳しくまとめていますので、ご覧ください。
内定者フォローのSNSサービスの内容とメリットを全部解説

内定者通信を制作して会社の情報を発信

会社や社員の情報、入社前に知っておいて欲しいこと、業務連絡などをA4で1枚程度のボリュームにまとめて、内定者に毎月送付するか、メールで送るといいでしょう。
内定者のうちから会社の情報を知ることで、会社に対して愛着がわきます。
また、暑中見舞いや年賀状等を送るのも効果的です。

行事ごとでしっかりと内定者に発信することで、会社との距離感を縮めてもらいましょう。

3.内定式の実施

内定式を実施しないという企業もありますが、社長や役員と内定者の接点をつくるためにも内定式は実施した方がよいと言えるでしょう。
内定式で、トップからのメッセージを改めて発信してもらうことで、社会に出てこの会社で働くんだという意識を強め、自分がどういう目的でこの会社に入って働こうと思ったか?の気持ちを思い出し、モチベーションがアップすることにつながります。

通常10月1日に行われることが多いです。
内定式を実施していない企業はぜひ導入してみてはいかがでしょうか?

4.メンター制度の導入

内定者に1人つき、先輩社員1人をメンターとしてつけることも有効です。

内定者は入社後どんな社会人生活を送るのか、どんな仕事をするのか、本当にやっていけるのか、など様々な不安を抱えています。
先輩社員がメンターとしてつくことにより、具体的な話をより間近で聞くことができるので、不安の解消に役立ちます。

また、懇親会などと違い、SNSで繋がっておくことによりいつでも相談できる環境構築が可能です。
内定者のタイミングに合わせた細かいフォローができるのも大きなメリットですね。

しかし、内定者もメンターも人間ですので、相性が悪かった場合や、メンターの能力に依存してしまう点があるのでその点は注意が必要です。

5.内定者研修の実施

内定者研修で内定者との関係を強めると同時に、内定者のスキルアップを図ることはとても効果的です。
特に、知識やスキルにばらつきがあるので、内定者全員に同じ研修を行うことで、基礎レベルの底上げに繋がります。

内定者研修の具体例をいくつか挙げておきます。

  • eラーニングなどでビジネスマナーを勉強してもらう
  • 業界にまつわる課題図書を出し、業界や仕事の理解を深める
  • 会社に来てもらい、集合研修を実施する
  • 資格取得を課題とする

これらは研修の一例ですが、研修を出す際にその「目的」を伝えてあげることで、自分がなぜその勉強をする必要があるのかが明確になり、より効果的な研修にすることができます。

また、内定者研修を専門とする企業やサービスもありますので、自社で行うリソースがないときには外部発注も検討するといいでしょう。

6.職場見学の実施

全国に支店があり、本社で一括採用をしている会社などは、内定者の配属予定オフィスにて見学会の実施がおすすめです。

ただ職場を見学するのではなく、実際に近くで働く上司や先輩社員との交流の場を設けることで、実際に働くイメージを具体的に抱いてもらうと良いでしょう。

7.合宿研修の実施

合宿研修の何よりの特徴は、同期や先輩社員との結束が深まる点です。

数日間寝食をともにすることで、懇親会などの限られた時間以上に交流が深まります。

また泊りがけでおこなう分、まとまった時間を確保できることも特徴です。
研修・懇親会・入社への動機付けなど、入社前の最終確認として網羅的なフォローが可能です。

8.内定者バイトやインターンの実施

バイトしてもらうことは特にないな…という企業もあるかと思いますが、おすすめの手段が採用活動を手伝ってもらうことです。
採用活動とは、部署を横断して会社のことを把握し、発信するプロジェクトです。
そのプロジェクトに内定者に関わってもらうことにより、企業理解を深めることができます。
また、会社に来て一緒に働くことで、入社前に働くことをイメージしやすくなります。

学生と近い立場にある内定者に採用活動を手伝ってもらうことで、学生に親近感を抱いてもらいやすく、1年後の自分をリアルにイメージしてもらうことができます。

内定者フォローのし過ぎは厳禁

とはいっても、内定者にとって学生生活の最後の1年でもあります。
あまり拘束しすぎず、最後の学生生活を思い切り楽しんでもらう&無事に卒業してもらうことも大切です。
卒業できない!ということがないよう、卒業するまでに必要な単位を確認しておくといいと思います。
卒業が危うい…という内定者には、卒業できるように励ますことも必要かもしれません。

内定者フォローをうまく活用して、安心して来年の4月を迎えましょう。

参考:内定者フォロー事例の紹介

内定者フォローは様々な事例があります。
今回の記事でお伝えしきれなかったものもありますので、

以下の2サイトも合わせてご確認ください。

経営ジャンプ様 : 内定者フォロー施策一覧表

内定者フォロー施策を一覧にしてまとまっている資料です。
時期ごとに何をするべきか、一覧性が高い表ですので、現在の施策予定に漏れがないかの検討に、非常に便利です。

採用成功ナビ様 : 内定者フォローのイベント例

内定者フォローのイベントを多数、ポイントや時期とともに紹介されています。
事例を網羅的に把握するのにおすすめです。

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