就職という人生の転機に携わる採用担当者。
本企画は、「人には聞けない」「誰からも教えてもらえない」・・・
採用担当者が日々抱えているお悩みをスッキリ解決するための連載企画です。
第二弾は『はじめての新卒採用編』。
はじめて新卒採用を担当する方が向き合うことになるであろうお悩みを全8回にわたり、解決していきます。
今回は、内定出しを行った後にやるべきことについて、ご説明します。
就職と結婚は似ている!?
就職と結婚は、似ているという話を聞いたことはありますか?
結婚の中でも、お見合いでの結婚と考えるとわかりやすいかもしれません。
数回会って、なんとなくいいなと思っているものの、全てを理解できていない状態。
しかし、その状態で、結婚を約束するようなものが内定出しと言えるでしょう。
本当は色々聞きたい。
過去の話、未来の話、お金の話…。
けれど、聞いたら嫌われるかもしれないから、聞きにくい。
この心理は就職先を決める学生の心理ととても似ていると思います。
『内定出し』はゴールではない
前述の例のように考えると、内定出し後の学生の心境がイメージしやすくなったのではないでしょうか。
内定出しは、企業にとっては、優秀な学生を採用できる可能性が高まり、安心感が出てくる段階ですが、多くの学生にとっては、喜びとともに、不安を感じる段階なのです。
「本当にこの会社で大丈夫だろうか。」
「もしかすると、他の選択肢があるのではないだろうか。」
という学生の不安な気持ちをくみ取り、入社への期待に変化させることが求められます。
一般的に行われている内定者フォローとは
学生の心境を理解できたとはいえ、はじめての新卒採用でどんなフォローを行えばよいのか、イメージがつかない方も多いと思います。
ご参考までに、一般的に行われている内定者フォローの内容をご紹介します。
はじめての新卒採用だからこそ、できることをやろう
『自社の風土を理解してもらうために、OBOG訪問や社内見学を実施する』『内定者同士の交流を促進するために、内定者のみの懇親会や内定者向けSNSを実施する』など、マンパワー、コスト、期間に応じて色々な取り組みが考えられます。
しかし、何年も新卒採用を行い、例年学生の反応を見ている企業であれば、検討しやすいものの、はじめて新卒採用を実施する企業にとっては、難しいというのも事実です。
したがって、新卒採用においては、素人という事実を強みと考え、素人ならではの視点で取り組みを検討するのも良いのではないかと思います。
たとえば、新卒採用実施の初年度は、多くの企業において、採用人数が少ないのではないかと思います。
よって、きっちり計画通りに決めたことを実施するのではなく、内定者個々人を観察して、その人たちに合った取り組みを検討、実施するということなどが考えられます。
はじめてだからできること、少人数採用だからできること、という特徴を活かした取り組みを検討してみてください。
内定者フォロー施策検討の参考に
はじめて新卒採用を行う企業向けではありませんが、以下で、内定者フォロー施策立案のポイントをご紹介しています。
お時間があれば、こちらも参考にしてみてください。
『新卒採用ベテラン編』~毎年お悩みの内定者フォロー!施策立案時のポイント紹介~
第一回
はじめての採用活動に!新卒採用を行う意義について考える
第二回
はじめての新卒採用に。事前準備しておきたい5つのポイント
第三回
はじめての会社説明会に。企画時に考慮すべき3つのポイント
第四回
選考フローの参考に!面接前に取り入れるべき選考方法とは
第五回
面接前に要確認!面接で聞くべきこと、聞いてはいけないこと
第六回
内定出しの注意点!採用活動初期に陥りがちな罠(ワナ)
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