採用担当の教科書

内定辞退を出さないために。内定者との関係づくりの秘訣とは?

内定辞退を出さないために。内定者との関係づくりの秘訣とは?

内定を出し、採用予定人数を達成し一安心しているところに、内定者からの内定辞退の連絡。

採用担当者にとって、内定辞退の連絡のダメージほど大きいものはないのではないか?
といっていいほど大きいと思います。
内定者が内定辞退の連絡をしてきたら、もうそれは、ほとんど覆すことができない事実。

採用担当者にできることは、内定辞退を出さないための“内定者との関係づくり”だと思います。
その関係をつくるために、採用担当者ができることは、内定者が不安に思うことを事前に払拭してあげることです。
今回は、内定者が不安に思うことと、払拭する方法についてお伝えします。

自分の将来像に近づくイメージを持たせる

まず、1番大切なのは、
「この会社で働くことで、自分が目指す将来像に近づけるのか?」
という不安を払拭することです。

学生さんと説明会から選考で顔を合わせ、話をする機会が1番多いのが新卒採用担当です。
面接やOB・OG訪問を設定する際にも、学生さんのことをよく知らないと効果的な人選ができません。
学生さんとコミュニケーションを多くとって、その人の目指す姿を聞き出し、どういった将来像を持っているのか把握しましょう。

その上で、会社で働くと、どんな能力が身に付くのか?
その学生さんの目指す姿に近い先輩社員の例を等を交えて話をして、イメージしてもらうことが必要です。

働き方や福利厚生について正直に伝える

次に気になるのが、

  • 残業は月にどのくらいあるのか?
  • 休日出勤はあるのか?
  • 有給等はとりやすい環境なのか?
  • 産休・育休等の制度を利用している人はいるのか?

などの働き方や福利厚生の部分です。
このあたりは、正直に会社の現状を話した方がいいと思います。

例えば、
「立ち上げたばかりのベンチャー企業で、平均年齢も若い会社なので、産休・育休を利用している人はいません。
ただ、今後は企業として、制度をきちんと活用できるような環境を整えようと思っています」
「残業は月○時間ありますが、仕事に慣れてくると、自分で調整できるようになります。」

などをきちんと伝えないと、入社後のミスマッチにつながり、離職率をあげてしまう結果になります。
その会社で働いている多くの人がそうなように、残業時間が長くても、休日出勤が多くても、有休が取りにくくても、それ以上に自分にとってメリットと感じることができれる部分があれば、その会社で働くことを選びます。

こういった福利厚生などの制度は正直に伝えてあげることが大切です。

内定者の立場になることが大事

自分が内定者だったときのことを思い出してみてください。
(遠い昔で忘れてしまっていることも多いかと思いますが…)
思い出せない場合は、新入社員に、
「何が不安だったか?」「どんな情報が欲しかったか?」
を聞いてみてください。
そこに関係づくりのヒントがあると思います。

また、自分の将来を決める大事な側面で参考にしたのは誰の意見ですか?

両親や大学の先輩等、社会人経験がある先輩の意見だったと思います。
学生さんの悩みを聞いてあげる身近な存在として採用担当者がいてもいいのではないか?
と私は思います。

学生さんとコミュニケーションをとって信頼関係を築くことこそが、内定辞退を防ぐ秘訣です。

金子愛

金子愛

法政大学卒業。 2008年株式会社クイック入社。 求人広告営業を経験後、営業企画、研修、新卒採用担当を経験。 企業で働く人や学生と接している中で、“多くの選択肢を知った上で、自分の生き方や職業を選択すること”の重要性を感じ、現在は、千葉県富津市金谷で多世代交流ができるようなコミュニティづくりをしている。

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