10月になると行われる内定式。
内定式では主に、内定した学生に内定承諾書へのサインをしてもらうことが多いようです。
ですが、なぜ内定者全員と会社の経営陣を集めてまで、内定式は行われるのでしょうか?
今回は内定式を開いたほうが良い理由とそのプログラム例についてご紹介します。
内定式を開いた方がいい理由
経営陣や社員と内定者の交流の機会をつくることができる
いくつも拠点がある会社の内定者が一堂に会する機会や内定者が経営陣と話ができる機会は、内定式や入社式のみがほとんどです。
この機会に、双方の交流を深めておくことが内定辞退防止に非常に有効な手段となります。
会社の方向性を共有する機会をつくることができる
内定式は、内定者が経営陣から会社の方向性の話を聞くことができる貴重な機会となります。
会社全体がどのような方針で、何を目指しているのか?
これから一緒に会社をつくっていく内定者と共有することは、会社や内定者にとって非常に大切なことです。
学生を不安にさせない
学生同士は、盛んに情報交換を行います。
周囲が自分の会社の内定式について話している中で、自分の入社先だけ内定式がないと不安になる場合がありますので、彼らの不安を取り除くためにもとても重要な場になります。
内定式のプログラム例
- 1.内定通知交付
- 2.社長や経営陣からのお話
- 3.内定者挨拶
- 4.内定者の自己紹介※人数による
- 5.飲食ありの内定者懇親会
内定通知交付からはじまり、懇親会まで約3時間ほどがよいでしょう。
また、懇親会の後に、内定者研修を行う企業もあります。
内定者同士がお互いを知り、目標を共有できるようなワークショップを開催してはいかがでしょうか。
内定式で社会人としての自覚は芽生えるか?
内定式を通じて、社会人としての自覚を持って欲しいと望んでいる企業も多いです。
しかし、これに関して企業にとってはあまり思わしくない結果が出ています。
マイナビフレッシャーズによると、社会人への第一歩を踏み出す儀式ともいえる内定式を経て、先輩たちはどう意識が変わったのでしょうか?
実は、自覚が芽生えたという人は4割強。「内定式に出席したけれど特に入社する実感はわかなかった」という人のほうが多い結果になりました。●社会人としての自覚が芽生えた 43.7%
●特に何の実感もわかなかった 56.3%※姉妹サイト「マイナビニュース」にて入社1・2年目の社会人を対象にWebアンケート。有効回答数190件(2012年8月実施)
※マイナビ フレッシャーズより
社会人としての自覚は、入社後に自ずと身につくものでもあります。それよりも、学生の会社への理解を得たり、内定者同士の親睦を深めることで、しっかりと内定者のフォローをすることが内定式の重要な役目だといえます。今回ご紹介したように内定者同士や内定者と社員の関係性づくりに重きを置いた内定式にしてみてはいかがでしょうか。
入社まであと6ヶ月!
内定者フォローをしっかりと行い、4月に備えましょう。
なお、内定者フォローの具体的な施策については、以下も合わせてお読みください。
【事例】おすすめの内定者フォローの施策8選
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