ソーシャル就活、略してソー活から始まり、ソーシャルメディアやIT技術を活用した採用手法が増えてきています。
技術の進歩とともに採用手法も進歩しています。
今週の採用関連ニュースでは、新しい採用手法を中心に紹介していきます。
1分間動画で自己PR「レクミー」
昨年末にリリースされた動画就活サイト「レクミー」が就職活動の新たな手法として注目されています。
企業側は「一番チャレンジした経験を教えてください」など、テーマを出す。学生側は、スマートフォンやパソコン内蔵のカメラなどでテーマに沿った動画を自分で撮影し、志望企業に送る。企業が会ってみたいとなれば面接に進む。学生側がどの企業にも見られるように自己PR動画を投稿し、企業側が人材を探す「スカウト方式」もある。動画はいずれも約1分だ。
エントリーシートなど書類だけでは伝わりにくい学生の雰囲気を知ることができるのは動画の強みだと言えます。
レクミーが今後どう成長していくのか楽しみですね。
『1分間動画で自己PR、新しい就活 「人間性伝わる」』(朝日新聞デジタル)
ソーシャルメディア、「就職に有効」9割
株式会社ソーシャルリクルーティングの調査で、就職活動において利用するソーシャルメディアとして、学生の6割がFacebookをあげていることが分かりました。
同調査によると、ソーシャルメディアを「就活に有効なツール」と感じている学生は9割に達し、8割が「企業側にもソーシャルメディアを持つべき」と回答した。ソーシャルメディアの活用目的でもっとも多かったのは「企業の説明会・イベント情報の収集」(60%)だった。
果たして本当に効果があるのか、と感じる採用担当者のかたも少なくないかと思います。
ですが、学生側の反応を見る限り、採用におけるソーシャルメディア活用は不可欠になるかもしれませんね。
『ソーシャルメディア、「就職に有効」9割』(Venture Now)
就活の仕組みをどう変えるべきか
現状をただ批判するだけでは改善に結びつきません。
どうすることで就活の仕組みが良くなるのか、を紹介しています。
原因は「平等主義」である。学生は自分の学力、大学レベルを省みず、著名企業に入社する機会があると考えて就職ナビからプレエントリーする。そして企業も、大学による差別をせず、学生一人ひとりからの応募を大事にすると就職ナビに宣言している。
詳しくはHRプロ刊「みんなで変える日本の新卒採用・就職」の著書にて詳しく紹介されています。
今後の就活市場の流れを考えていきたい人にはおすすめの書籍です。
『日本の不毛な就活、採活を撲滅できるか?』(東洋経済ONLINE)
インターン市場に盛り上がり。報酬40万円の高額報酬も
学生との早期接触を図るため、インターン市場が例年より盛り上がっています。
報酬40万円を用意するなど、高額報酬のインターンがあるほどです。
LINE(東京都渋谷区)は8月、学生向けのインターンシップを実施する。技術者向けと総合職向けの2コースを用意する。技術者向けコースは8月4~29日の約4週間で、交通費以外に報酬40万円を用意するといい、話題となっている。
ソーシャルゲーム大手のディー・エヌ・エー(DeNA)は夏に4日間の「サマーインターンシップ」を実施。新規事業の企画立案などに取り組み、毎年数十人が参加する。参加料として10万円が支給されるほか、優秀な学生には米国・シリコンバレーの企業へのツアーなども用意されている。
就職活動の後ろ倒しにより、インターンでの早期接触の重要度が増しているようです。
インターンは採用活動ではない扱いとなるため一般的に採用はできませんが、学生と早期接触し良い印象を与えておくだけで、効果は大分変わりそうですね。
今週の記事はいかがでしたでしょうか?
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