採用活動の終わりはいつに設定していますか?
もちろん採用予定人数が採用できたときが採用活動を終了する時期としては望ましいです。
ただ、思い通りに採用活動が進むというのはなかなか難しいものです。
今回は、8月時点の学生の就職活動の状況と、予定通りに採用活動が進まなかった時にいつまで続けるべきか?についてお伝えします。
8月の時点で就職活動を続けている学生はどのくらいいるのか?
リクルート「2014年8月度 内定状況について」-『大学生の就職内定状況調査( 2015年卒)』によると、2015年卒の内定率は、78.2%。
では、就職活動を続けている学生はどのくらいいるのでしょうか?
8月1日時点での就職志望者のうち、大学生の就職活動実施率は30.6%で、前年同月と比べて6.1ポイント低かった。
○文理別では、文系33.4%、理系24.4%。
○男女別では、男性28.7%、女性32.8%。
○地域別では、関東31.6%、中部31.1%、近畿27.9%、その他地域・計31.3%。『大学生の就職内定状況調査( 2015年卒)』より
また、内定取得者と未取得者の就職活動状況を見てみると、下記のような結果になりました。
この表から、3月1日の時点で内定を取得している学生の半分は、5月中を目処に就職活動を終了していることがわかります。
内定未取得者の中では、大学院進学や資格試験を目指す人がでてくるのが6月頃で、その後は就職活動3月の卒業ギリギリまで就職活動を続ける人が50%ほどいます。
では、こんな状況の中、企業はいつまで採用活動を続けるべきなのでしょうか?
肝心なのは採用活動をやめる潔さ
採用活動を終わりにするタイミングを決めるためには、時期と採用予定人数の進捗率が基準になります。
採用予定人数の7割以上をこえていれば、時期を区切って採用活動を終了することをお勧めします。
その時期は、遅くても8月いっぱいが目処なのではないかと思います。
というのも、今年の8月の時点の内定率は78%。
約8割の学生がどこかしらの企業から内定をもらっていて就職活動を終了しています。
大学生の就職希望者のほとんどが就職活動をしていた時から、単純計算して、5分の1の人しか動いていない中で、採用活動をすすめても効率がいいとはいえません。
あまり長い間採用活動をしていても、採用人数になかなか達しないもどかしさと焦りで、採用担当者もどんどん疲弊していきます。
ここで肝心なのは、“採用活動をやめる”という潔さだと思います。
新卒採用ではなく、中途採用や第二新卒採用にシフトするという選択肢もあります。
早めに決断をして、次の人事戦略を考えることをおすすめします。
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