採用担当の教科書

こんなときどう答える?就活生にされて困った質問とその対処法

Question in trouble

新卒採用活動をしていると就活生から答えに困るような質問をされる場合が多くあります。
今回は、年収、配属について、離職率について、残業について、不合格の理由について、など、就活生から受ける答えにくい質問への答え方をお伝えします。

社員の年収について

この質問は、就活生にとって知りたい質問でもありますし、企業側からしたら人によっても異なる部分もあるので、答えづらい質問でもあります。

初任給は、採用の基本情報としてあげている企業も多いと思いますので、そこからどのように変化していくのか?
年次での平均年収を伝えるという形で答えるのがいいと思います。

配属・移動について

入社してみないとわからない部分ですし、全員が希望通りの部署に配属される訳でもないので、なんとも答えにくい質問です。
採用担当としてできることとしては、以下の3点かなと思います。

【1】必ずしも希望にはそえないが、会社の方向性や適正などによって変化することを伝える
【2】移動願いが出せる企業は、移動できるシステムを伝える
【3】実際に希望部署に異動することができた社員の例を話す

離職率について

伝えづらい部分ではあるとは思うのですが、入社してからわかることでもありますので、正直に伝えた方がいいと思います。
ただ、単に離職率の数字を伝えるのではなく、どんな理由で辞めて、その後どんなことをしている人がいるのか?を伝えることで、印象が変わります。

例えば、何年間か働いて、自分で事業を起こすために辞める人が多いのならば、それを伝えることで、“何年間か経験をつめば、起業できるくらいの力がつく会社”と認識してもらうこともできます。

また、離職率が高くて困っている会社ならば、それを改善するための策を伝え、対策をしているということも伝えるといいと思います。

残業・有給取得率について

就活マニュアル本には、「この質問をすると、福利厚生ばかり気にしていてやる気がないようにみられる」のようなことが書いてあることもありますが、よく質問されますし、気になるところだと思います。

まずは、平均残業時間と有給取得率を答える方が多いと思います。
ただ、すべての人が、この通りに仕事をしているとは限りませんし、時期や仕事の状況によって異なるというのが真実だと思います。

ですので、基本的な残業時間や有給取得率を伝えつつも、
「繁忙期である○月は残業時間が増えますが、閑散期である○月は比較的残業時間も少なくプライベートな予定も充実させることができます」
のように、時期や仕事量によて生じる波を伝えるのがいいと思います。

また、有給取得が難しい会社でも、夏休みや冬休み等が長めにとれる場合は、
”その休みを利用して社員がどのように休暇を楽しんでいるか?”
を伝えるといいでしょう。

不採用の理由について

学生にとっては気になる不採用の理由についてです。
不採用の連絡をしたあと、採用担当宛に電話をかけてきて、その理由を聞く就活生もいます。
そういった学生に対して、
”詳しい理由をお伝えすることはできない。”
という風にとどめるのがいいと思います。

以前にも、不採用理由を聞かれたときの対処法のご紹介をしておりますので、そちらもご覧下さい。

答えづらいような質問に対しても大切なのは、真摯に答える姿勢が大切です。

採用担当者にとっては数多い就活生のなかの1人だとしても、就活生にとっては、入社したい数少ない企業のひとつです。
全ての就活生に対して、全力で相手にすることは中々難しいかもしれませんが、しっかりと受け答えをしてお互いに満足いく形を目指してみてください。

金子愛

金子愛

法政大学卒業。 2008年株式会社クイック入社。 求人広告営業を経験後、営業企画、研修、新卒採用担当を経験。 企業で働く人や学生と接している中で、“多くの選択肢を知った上で、自分の生き方や職業を選択すること”の重要性を感じ、現在は、千葉県富津市金谷で多世代交流ができるようなコミュニティづくりをしている。

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