いつの時代も問題になるのは採用活動のミスマッチです。
苦労して入社してもらった社員が会社に合わず、短期間で辞めてしまうのではできるだけ避けていきたいですね。
そういった採用のミスマッチをなくすためにどんな対策はできるのでしょうか。
仕事のいい面ばかりを見て入社している
短期間で退職してしまう人は仕事のいい面ばかりを見て入社してくる傾向にあります。
実際に仕事についてから、「想像していたのと違う」「こんな大変な部分があったとは知らなかった」と思って退職に至ってしまうのです。
内定辞退を防ぐためにも会社の良い面ばかりを強調したいですが、大変な部分も先輩社員の体験談などで伝えておきましょう。
もちろん、それを乗り越えた先にある達成感なども併せて説明し、嫌なイメージだけで終わらないように工夫することは大切です。
退職の原因になるような仕事の大変な部分を隠して採用活動を進めるよりは、結果的に入社後の退職者が減るのではないでしょうか。
勤務条件を妥協して入社している
通勤時間がかかる、給料が安すぎる、残業時間が多い、休日が少ない、などの自分の希望通りの条件ではなくとも、内定が取れたからと入社している社員もたくさんいます。
実際に続けていける人も多いですが、初めから引っかかっていた勤務条件が心の中で受け入れられずに、結局長続きできないという人もいるのではないでしょうか。
応募の段階でも気軽に気になっていることを質問できる機会を設けたり、入社前の不安事項をできるだけ解消したりするように努め、納得した上で入社してもらいましょう。
ここでのひと手間が入社した社員の勤続年数を延ばすことに確実に繋がります。
そうすれば入社してから短期間で退職に至るという事態が防げるかもしれませんね。
やりたい仕事ができない会社に入社している
採用活動のミスマッチで一番多いのは「やりたい仕事ではなかった」ということではないでしょうか。
売り手市場とは言いつつもそれは一部の優秀な学生であり、第一希望ではなくとも内定の取れた会社に入社することになった学生も大勢いるはずです。
実際に入社しても元々したかった仕事を諦められず、転職やキャリアアップのため留学や学校に入りなおしたりするという人も出てくるのです。
セミナーなどでは仕事の内容をできるだけ具体的に説明したり、面接の中でも本当の自社を志望しているのか、募集職種の仕事をやりたいと思っているのかをよく確認しましょう。
ぜひこの仕事をやりたいという強い気持ちを持った学生に入社してほしいですね。
採用活動のミスマッチを完全に防ぐのは難しい
どの学生も第一志望に入れるわけではありませんし、入社前に会社の実情を知らせるにも限界があります。
それでも短期間で退職されることを防ぐためにできるだけ現状を伝え、本人の意思を確認し、本当にやる気のある学生のみが入社してくれるように努めましょう。
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