採用担当の教科書

採用担当者が受けるべき研修、「面接官トレーニング」の効果と方法

「採用担当者として適切な面接スキルを身につけるために、どんな研修を選べばいいか分からない」
採用担当の方であれば、一度はこういった悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。

採用担当者向けのセミナーや教材は、どれもが高額であり、種類も豊富です。
そのため、選ぶのに慎重になりすぎてしまい、結局どんな研修を受ければいいのか分からないままになりがち……。

そこで、この記事では採用担当者が行うべき研修の一つとして「面接官トレーニング」をご紹介します。

面接官トレーニングの効果や長所、その方法などをわかりやすく解説していきます。

ポイントさえつかめば面接スキルを向上させることは決して難しいことではありませんので、ぜひご一読ください。

面接官トレーニングとは

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面接官トレーニングとは、文字通り採用担当者の面接スキルを向上させる訓練です。

このトレーニングは、従来の面接でよく見られる下記のような問題を解決することを目的として行われます。

・採用者の人物像に面接時と入社後でギャップがある
・「好き嫌い」の主観的なイメージで判断してしまう
・履歴書の学歴などだけで判断する形骸化した面接になりがち

こうした面接時の問題を解決するために求められるのは、志願者の内面を引き出せる対話スキルです。そのスキルは、日常会話では育まれることはありません。意識的にスキルとして身につける必要があるのです。

就活生の内面を自然に引き出すことができるようになれば、より優秀かつ魅力的な人材を採用することができます。

また、先ほど例として挙げたように、面接時と入社後の人物像のギャップに頭をかかえることも、ぐっと減らすことができるでしょう。

面接官トレーニングで得られる効果

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面接官トレーニングを実施することで得られる主な効果は、以下のように分けることができます。
・面接精度の向上
・内定辞退者の減少
・企業の広報効果

面接官トレーニングによってどのように上のような効果に繋がるのかを、それぞれ順に解説していきます。

面接精度の向上

面接スキルが十分に身についていない採用担当者は、往々にして志願者を「好き嫌い」といった主観的なイメージで判断しがちです。それらを改善するために、面接における評価基準を明確にする必要があります。

そのためには、就活生がこれまでどういった活動をしてきたのか、その経験からなにを得ることができたのかなどを聞き出すことが求められます。

面接官トレーニングでは、社会経験の浅さによる就活生の「表現力の未熟さ」をカバーできる対応例をロールプレイング形式で実践できるよう訓練します。

内定辞退者の減少

面接官の印象は、就活生にとても強い印象を残します。

適切な対話スキル、傾聴スキルを身につけた面接官は、就活生の目から見れば個人としてではなく企業としてよいイメージを与えるのです。

面接時に就活生に残した印象が、その後の意思決定にも直接的にかかわってきます。

「面接時の印象が好ましくなかったから、ここはそういった企業なのかもしれない」と捉えられないようにするためにも、適切な対話スキルを身につける必要があります。

企業の広報効果

先にも説明したように、面接官の印象は企業の印象として受け取られます。面接時の好ましくない印象は、企業の印象として就活生に残ります。

そのため面接官は、就活生を審査するという心構えではなく、同時にじぶんもふさわしい企業なのかを見極められる企業の広報であるという心構えで面接を行うことが望ましいです。

面接官トレーニングの長所

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面接官トレーニングが他のセミナーや研修よりも秀でている点は、ロールプレイングで実践的な研修を受けることができることです。

講義でノウハウだけを身につけるのではなく、実際に動いてみることによってより効果を期待できます。

それに加えて、短期間かつ低予算でも研修を実施できることです。

所要時間は1日で完結しているものがほとんどで、一人当たりの金額でも2~3万円です。研修の受講によって適切な採用ができるようになると考えれば、そこまで高額だというわけではありません。

面接官トレーニングの具体的な内容

面接官トレーニングは、基本的な知識を身につけることを目的とした講義と、実際の面接シーンを想定した実技で構成されています。

面接の基礎を学ぶ「講義」

・面接官としての心構え
・適切な面接の流れ
・どういった質問をすべきか
・就活生の評価の仕方
といった面接官として欠かすことのできない基礎の部分を養うのが、面接官トレーニングの講義の目的です。

面接の中でもっとも重要と言える評価の仕方や、それを元にした合否判断の仕方は重点的に学ぶことが求められます。

ロールプレイ形式で行う「実技」

講義で学んだ面接のポイントは、本番でいきなり生かそうとしてもなかなか思い通りにはいきません。そのため、ロールプレイング形式で模擬面接を行い、実戦でも通用するスキルを身につけることが求められます。

模擬面接の実践では、
・就活生の話を自然に引き出す
・適切な情報を簡潔に与えられる
・緊張をほぐすための言葉がけを行う
といった点を意識して指導が行われます。

またこの時、自分自身の面接シーンを録画すると、より効果的に面接スキルを身につけることができます。

面接官としての自分の姿を客観的に見ることで、無意識のうちに余計なしぐさをしていないか、適切な質問ができているかなどを確認しましょう。

研修プログラムの選び方

数ある新卒採用担当者向けの研修プログラムは一見すべて同じように見えますよね。では、その中で、どのようにプログラムを選べばよいのでしょうか。

大きく4つの観点があります。

・カスタマイズ性が高いか。
・行ってほしい分野/業種での研修実績はあるか。
・目的など、しっかりと事前打ち合わせを受けてくれるか。
・研修後、しっかりとフォローをおこなってくれるか。

どういうことか、以下説明します、

カスタマイズ性が高いか。

当たり前ですが、
・研修プログラムをうける人数
・レベル
・そもそもの研修の目的
などによって、開催するべきプログラム内容は変わってきます。

それにもかかわらず、「決まった研修プログラム」しか提供できない研修会社を選んでしまうと、高い研修費用も、社員の時間も無駄になりかねません。
時間とお金をかける以上、研修効果を最大限に高めるためにも、カスタマイズ性の高い研修会社を組むようにしましょう。

自社の業界/業種での研修実績はあるか。

同じ研修プログラムといえど、
・業界
・業種
などによってさまざまな点に違いがあります。

その点を考慮しないままに研修を組むと、効果が半減しかねません。
上記と同じですが、時間とお金をかける以上、研修効果を最大限に高めるためにも、カスタマイズ性の高い研修会社を組むようにしましょう。

目的など、しっかりと事前打ち合わせを受けてくれるか。

・そもそもなぜ研修を開催するのか
・現状の面接では何に問題があると考えられるのか
・研修後、どのような効果を期待するのか
など、事前に専門知識を持ったうえで、一緒に考えてくれるかどうかは非常に重要です。

何のためにこの研修を行うのかという点がぶれていると、そもそも全く見当違いの研修を行ってしまうことさえあります。

研修効果を高めるためにも、きちんと事前の打ち合わせに対応してくれる研修会社を選ぶようにしましょう。

研修後、しっかりとフォローをおこなってくれるか。

研修の後、事前に設定した期待値などが達成できたかどうか、きちんと検討してくれる研修会社を選ぶようにしましょう。

研修を行う以上
・期待値に対してどのような効果があったか
・問題点/改善点はないか
・今後、どのような研修を行うべきか
などを考えていく必要があります。

その時に、研修が終わったからと丸投げになってしまうような研修会社では、長期的な付き合いをしていくことは困難です。

長期的に自社の採用力を改善していくためにも、研修後のアフターフォローがしっかりしている会社を選ぶようにしましょう。

まとめ

採用担当者は、就活生の採用選考をする「面接官」としてだけでなく、企業の顔の「広報」としての役割も持っています。

面接時の採用担当者の印象は、そのまま企業の印象に直結します。そして、印象の良い企業にはおのずと魅力的な人材が集まってきます。

それほど重要な役割が採用担当者には課せられています。

その採用担当者の面接スキル向上のために、今回ご紹介した面接官トレーニングは大いに役立つでしょう。

どのような研修を受けるのか迷っているのであれば、面接官トレーニングの受講を検討してみてはいかがでしょうか。

新卒採用の手引き 運営事務局

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