採用の手法が多様化する現代であっても、学校との関係を強化することは有効な方法であることに変わりはありません。
スカウト形式やSNS、特定の層に特化した採用サイトなど採用の層を広げつつも、学校との関係を強化するために必要な方法について紹介していきましょう。
在職社員のデータを整理しよう
まずは在職者の社員のデータを学校、学部、学科別に整理してみましょう。
特定の学校の学科や卒業が多ければそこがあなたの会社の有力なターゲット層となるはず。
また学校推薦を使ったのか、教授の対応はどうか、学生への就職指導に熱心な教授なのかを社員に聞いてみるのも良いでしょう。
学校によっては学校の就職担当の教授が就職指導の実権を握っている場合もあり、強い信頼関係を築けば、優秀な人材の紹介を継続的に受けることが可能かもしれません。
採用サイトの多様化やインターンシップなど学生からのアプローチ方法も様々ですが、特に理系学生などは継続的に良い会社を紹介してもらえる学校推薦や、教授の勧める会社などに応募する傾向がまだまだ高いです。
そのためにもどんな学校や研究室の学生が当社で活躍しているのかを分析することは学校へアプローチをする際にぜひとも知っておきたいデータです。
「卒業生の活躍を伝える」は強い
ゼミや研究室では教授は生徒と深い関わりを持つこともあるので就職後での活躍は気になる情報でもあります。
大学や研究室を訪問する際には卒業生がどんな活躍をしているかの資料があると良いでしょう。
若手社員として紹介しているWEBページを見せたり、卒業生が手掛けている製品を持ち込んだりするのも良いですし、効果的なのは卒業生本人が訪問することでもあります。
すぐに学生の紹介とまではいかなくとも、はじめは卒業生がこんな活躍をしているということが伝われば十分ではないでしょうか。
初めは企業名やこんな活躍の場があるという情報の紹介から始めていきましょう。
学校推薦をうまく利用する
会社によっては学校推薦という枠を設けて毎年継続的に学生を応募させる制度を利用しているところもあります。
うまく継続採用できれば毎年安定した人材確保に繋がることができますね。
それでも学校推薦を充てにして全く自分では就職活動をしないような、就職に対する意識が低い学生が応募してくる場合もありますので、学校推薦とは言え落ちる可能性があることも学校側には上手に伝えておきましょう。
学校推薦を利用する際には実際に活躍している社員が数名在籍していた卒業学科の同じ研究室などをピンポイントで狙った方が確実ですね。
就職課を味方につける
最近では大学の就職課なども学校での就職セミナーなどに力を入れています。
学校の就職課に自社での募集職種内容などを含めて詳しい紹介をし、学生への宣伝の機会を設けられないか相談してみるのも良いです。
学内セミナーがあればそれに参加させてもらえるのが確実ですが、ない場合でも就職の一般的なセミナーに紹介コーナーを設けてもらう、セミナー案内を掲載させてもらうなどの可能な範囲でアプローチをしてみましょう。
学生への就職指導が熱心な大学ほど、快く引き受けてくれるかもしれません。
学校とのつながりも上手に使おう
最近では様々なツールを使用した就職活動も盛んですが、直接相談できる学校の就職課や教授などを頼りにしている学生も多いです。
学校側への直接的なアプローチも優秀な人材確保の一つの方法としてぜひ検討してみて下さい。
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