採用担当の教科書

新入社員に教えていますか?必須となる社会保険のポイント

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4月になり新入社員が入って来る時期になると新入社員教育があります。
社内の仕組みや福利厚生、マナー研修、人権問題、安全衛生など基本的な教育を入社時に施す会社も多いです。
しかし、どの会社でも社会保険に関する教育というのはあまり詳しく実施していないと思います。
後から人事に問い合わせが来る前に、入社時に教育しておくべきポイントについて説明しておきます。

社会人なら覚えておきたい社会保険の基礎知識

年金と健康保険のことを社会保険と呼びます。
年金については会社に入社するとそれまでの国民年金から厚生年金に変わります。
厚生年金はそれまでの国民年金よりも保険料が上がる分、収入に応じた金額が給付の際に上乗せされると思ってください。
また、厚生年金は会社が半分負担をするので国民年金を払っているよりもお得感があります。

会社に入ると健康保険もそれまで入っていた両親の扶養から外れ自分自身が会社の健康保険に入ることになります。
健康保険証が変わりますので継続して病院に通っている人などは保険証の変更に注意して下さい。
健康保険料も年金と同様に会社が半額負担しています。

保険料は所属によってさまざま

健康保険料については会社が入っている健康保険によって変わります。
中小企業などのために全国健康保険協会が運営している健康保険や会社独自の健康保険組合、業種ごとに入れる国保など様々な健康保険があり、健康保険組合によってその保険料は異なります。

会社を辞めると年金は国民年金に、健康保険は国民健康保険に代わることになります。
その際に保険料も変わりますが、会社が負担してくれていた部分がなくなりますので会社を辞めてからの方が年金と健康保険の保険料負担は増える場合が多いです。

保険料はこんな時期に金額が決まっている

年金と健康保険の社会保険料は収入に応じて変わります。
年に一度の見直しでは4.5.6月に支払われたお給料を元に9月の保険料から改訂されます。

9月分の保険料は10月の給与で引き落としされるので多くの会社では10月分のお給料から見直しされた保険料に毎年改定されます。
また、お給料の固定的な部分が大幅に上がったり下がったりした状態はその時期を待たずに改訂される場合もあります。
健康保険では40歳になると介護保険料も追加して徴収されることになります。

これらの給付は最低限覚えておこう

病院に行き、治療する以外にも健康保険にはさまざまな給付があります。

・傷病手当金
一日につき私傷病で一定の期間以上休んだ際に社会保険料の計算基礎となる標準報酬月額を日割りにした標準報酬日額の3分の2相当支給されますが、最長1年6カ月です。

・高額療養費
病院の窓口で支払う金額が同一月に同一の科で一定額の金額を超えた分については高額療養費が支給されます。
入院の時などは限度額適用認定証を発行してもらい、病院の窓口に提出することによって限度額以上を窓口で支払わなくともよくなります。

・療養費
海外旅行先などやむを得ない事情で医療費を全額払った際などに、後日保険給付分を支給してもらうことができます。
治療用装具についても支給対象のものがあります。

・出産関係
被保険者、もしくは扶養者が出産した時に一児につき42万円の出産育児一時金が支払われます。
また被保険者が出産した場合には条件を満たす場合に産前産後の期間に対して出産手当金が支払われます。

パンフレットを渡すだけで済ませていませんか

ここで挙げてきたことは社会人で社会保険に入っているなら知らなくてはならないこと、または利用する機会のあるようなことばかりです。

実際の数値を用いると複雑な説明にもなってしまうために健康保険のパンフレットを渡すだけで済ませている会社も多いようですが、どのような給付があるかは知らせておいた方が親切でしょう。
また社会人の一般常識として社会保険料がどのように計算され、いつ改訂されるのかといったことも知っておいて欲しいところですね。

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