採用担当の教科書

面接で学生を見抜くコツとは?信頼関係構築のポイント

nayami1215-1就職という人生の転機に携わる採用担当者。
本企画は、「人には聞けない」「誰からも教えてもらえない」・・・
採用担当者が日々抱えているお悩みをスッキリ解決するための連載企画です。

第一弾は『新卒採用ベテラン編』。
数年間、新卒採用を担当した方が向き合うことになるお悩みを全8回にわたり、解決していきます。

今回は「面接時に採るべき人材を見抜けない」とお悩みの採用担当者の方に、解決のヒントをお伝えします。

見抜きたいという思いは、企業も応募者も同じ

面接官が「応募者がどんな人材なのかを見抜きたい」と思うように、応募者も「自分に合う企業なのかを見極めたい」と思って臨むのが面接という場です。
これは極端に言えば、お互いがお互いを疑って臨んでいる状態と言えます。

この状態から相手の本質を見抜くというのは、非常に難しいと思いませんか?

したがって、面接は『相手に自ら本音で話してもらうためには、どうすればよいか』という逆転の発想を持つことが重要です。

信頼関係の構築が本質を見抜く近道

この発想がないと、ひどい場合には、面接官が応募者と目を合わせずに質問をしたり、机に肘をついて聞いたりということが起こります。

では、面接という決して長くはない時間の中で、初めて会った相手と信頼関係を構築するにはどうすれば良いのでしょうか?

最も良いのは、本題に入る前に、相手に「自分のことをわかってもらえている」「自分のことを理解しようとしてくれている」と思ってもらえるような状態をつくることです。

具体的には、相手の心境を察した話や相手の興味関心のある話をする、ということをオススメします。

たとえば

  • 「面接って緊張しますよね?応募者だけではなく、面接官も緊張するものなんですよ。」
  • 「面接って何を見られているか知りたくないですか?うちの会社は○○という理念を掲げているので、それに合う人かどうか知りたいなと思っているんです。」

というような話をするのです。

この際に何よりも重要なのは、相手に興味を持っているという姿勢をみせることです。
うわべではなく、本気で臨んでいるということを伝えることが大切です。

面接官が学生に歩み寄ることで信頼関係を築き、本質を見抜くことができるようになるのです。

対面している相手が本気で話しているのに、本気にならない人というのは、ほとんどいないと思います。
(※いるとすれば、不合格にせざるを得ないでしょう・・・)
ぜひ、次の面接から意識して臨んでみてください!

忘れてはいけない!面接とはどんな時間なのか

面接に関するテクニックは、たくさん出回っていると思います。
しかし、テクニックはあくまで手法でしかありません。
面接は、人と人が向き合う場。
企業が応募者を採点する場ではなく、お互いが合うかどうかを確認する場です。
その上で、面接官自身が、熱心な姿勢で臨み、自社の魅力を本音で語らない限り、採用したい人材は採用できないということも忘れないでくださいね。

次回は「選考辞退者が多い」というお悩みについて、お答えします。

佐藤里佳

佐藤里佳

横浜国立大学卒業。2008年人材総合サービス会社へ入社。人材採用・育成、組織開発の支援に携わる。 関わる人・企業の「想い」を大切に課題解決に徹してきた。現在は、ジャンプ株式会社にて、 旗を掲げてすすむ経営「フラッグマネジメント」を軸に、企業成長の支援をしている。

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