仕事を進める上で即戦力となる中途採用と比べ、イチから育成をしなければならない新卒採用。
一見、長期的なメリットが多く、短期的なメリットがあまりないように感じるかもしれませんが、社員の育成や会社の雰囲気を変えるには、メリットになることが多くあります。
今回は、企業が新卒採用を取り入れるとどういった点でいいのか、新卒採用のメリットをお伝えします。
新卒採用をすると社員が育つ
自分の仕事をしながら、社会人になりたてのビジネスを知らない新入社員に
- ビジネスとはどういうものか?
- 会社とはどういうものか?
- 仕事とはどういうものか?
- 仕事のやり方やルール
などを教えることは大変なことです。
しかし、教える側にとって、
“自分があたりまえにやっていることを言語化し、教える”
過程で得ることがあり、成長することができます。
また、一生懸命に目をかけた新入社員が、仕事で成果を出したときは、自分が成果を出す以上に嬉しいはずです。
反対に、辞めたいと言ったときは、ショックが大きいですよね。
しかし、そのときに、会社の組織に興味をもったり、社内の活性化に興味をもつ社員もいて、会社について自分ごとに考えることができるきっかけとなります。
社員と会社の成長のために大きく寄与する可能性があるといえるのが新卒採用のメリットのひとつでしょう。
新入社員が入ることで組織が活性化される
新入社員が入ることにより、組織全体がリフレッシュし、緊張感がうまれます。
新入社員に見られているという意識をもちながら仕事をすることで、会社の雰囲気が変わります。
フレッシュな挨拶があるだけでも、組織がパッと明るくなりますよね。
マンネリ化した雰囲気や、ちょっと刺激が足りていないような仕事環境では、新入社員を入れるだけでがらっと雰囲気が変わり、良い組織風土が作られやすくなるはずです。
人材育成や人材確保において大きなメリット
その他にも長期的なメリットとしては以下のようなことが挙げられます。
- 企業文化に根ざした人材を育成できる
- 将来的に会社の中核となりうる人材を確保確保できる
- 企業の人員構成を適正に保つ
どの企業にも所属したことがない新入社員は特定の企業の色にそまっておらず、初めて入った会社の色が基準となるので、自社の企業文化に根ざした人材を育成する事ができ、企業文化の継承が可能です。
中途採用で管理職やスキルが高い人材を採用するのは、採用・給与・条件面でもハードルが高いもの。
その企業の中で経験を積み、組織のことを考える事ができる中核社員の予備軍を確保することができます。
新卒採用を毎年行えば、だいたいどの世代の社員も均一に存在することになります。
社員の年齢構成比を均等に保つことができます。
新卒社員が生み出すだけの成果だけだと費用対効果が悪く、新卒採用に対して踏み止まってしまうこともあるかと思います。
ですが、新卒採用をすることで、周囲に対してプラスの影響を与えることで、会社全体としてはプラスに働くともいえるでしょう。
目的に合わせて、新卒採用と中途採用を使い分けて企業を成長させる人材戦略を考えてみてください。
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