中途採用での自社に必要な人材を見極める際に職歴を重視することは言うまでもありませんが、資格に関してはどこまで評価できるものなのでしょうか。
中途採用の場合の資格に関する評価のポイントについて考えてみましょう。
実務経験の伴わない資格は即戦力とはならない
いくら職種に関係する資格を持っていたところで実務経験が伴わない場合は即戦力にはなりません。
結局一から仕事を教えるということになります。
もちろん、資格を持っていない全くの未経験の人よりは知識があるので仕事を覚えるのはスムーズかもしれませんが即戦力になるかどうかは本人次第です。
知識があるだけに仕事に関して余計な解釈してしまい、かえって時間がかかることもあります。
それなら資格はなくとも実務経験がある人の方がよほどすぐに仕事に馴染むことができるでしょう。
あくまでも即戦力に拘りたい時には資格はあまりあてにはなりません。
どういう思いで資格を取得しているのかにもよる
なぜ資格を取得したのかというところについてもぜひ聞いておきましょう。
その仕事に就き、先を見据えた具体的なキャリアプランまで説明できるのであれば仕事に対する熱意も本物で長い期間に渡って活躍してくれる可能性が高いですね。
また、実務経験があり更に資格を取得している場合には、一生ものの仕事にしたいという思いが強いでしょうから更に期待できますね。
しかし、あまり中身のある回答が返ってこない場合は周りに流されてただ何となく取っただけなのかもしれません。
希望の仕事に対する思い入れもあまり感じられない場合には少なくとも資格は評価できるポイントとは思いにくいですね。
単なる資格マニアであることもある
現代では資格の学校や通信教育などの宣伝も盛んです。
「とりあえず」資格取得をしているだけの人も多いです。
名目上のキャリアアップ、自己啓発のためにその業界や仕事内容のこともよく知らないで資格を取っているだけの場合も多いです。
実際に職種とは関係のない資格を取っている資格マニアが現代ではたくさん存在します。
勉強ができて目標に向かって努力できる姿勢は評価できますが、それが応募職種に必要な要素なのかどうかは別問題ではないでしょうか。
自己アピールに資格の取得を用いる応募者には希望の仕事内容をどこまで理解しているのか、どれだけの気持ちがあって希望をしているのかを確認してみましょう。
資格がある=仕事ができるではない
資格が転職の際のアピールになると思っている応募者は多いですが、勉強を頑張れることと仕事ができることが同じではありません。
資格取得の目的などを質問して応募者の仕事への思いを確かめてみましょう。
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