採用担当の教科書

採用担当者必見。SNS炎上事例から学ぶ、炎上しない採用活動の3つのポイント

炎上しない採用活動のポイント

「SNSで炎上、内定取り消し!」といったセンセーショナルなニュースが、年に何回か話題になります。

問題を起こした個人や企業に対して、ネット上で非難があつまる『炎上』という現象は、採用だけでなく企業活動にも大きく影響を与えます。
特に、不特定多数の学生と接する機会が多い採用担当者のかたがふとしたきっかけから炎上してしまうことも少なくありません。

今回は、過去のSNS炎上事例を紹介しながら、炎上しない採用活動のポイントをお伝えします。

その行動、大丈夫?採用担当者の炎上事例

当たり前に注意しなければならないことから、SNS慣れしていない採用担当者の盲点をついたケースまで、炎上の理由は様々にあります。
それでは、過去に話題になった3つの炎上事例を紹介していきます。

採用面接をネットで中継して炎上

ネットマイル社の社員がSNSを使って採用面接に関する不適切な書き込みをしたとして謝罪する事件がありました。
社員は採用面接の様子をGoogle+を使って“実況”し、面接に来た人の名前や「噛みまくりだよww」といった評価を投稿。
「プライバシー保護に反するのでは」などと批判が集中しました。
実況していたアカウントは消え、架空の面接実況だったと報告があったものの、企業の個人情報の取り扱いに不信感が高まった一件でした。

参考:Google+で採用面接を“実況中継”して炎上 社員の投稿をネットマイルが謝罪「架空のもの」 – ITmedia ニュース

内定者情報がだだ漏れ、炎上リスク拡大

「フェイスブック(FB)で「内定者」公開状態…採用担当が設定ミス」
2013年4月の読売新聞で取り上げられた記事に、ひやりとした担当者もいたのではないでしょうか。

これは、Facebookで内定者交流を図ろうと、Facebook上にグループを内輪でつくったつもりが、参加メンバー一覧が表に見える状態になっていたことでニュースになりました。
少なくとも約1600人の氏名や顔写真が誰でも閲覧可能な状態になっていたそうです。
不幸中の幸いか、個人・企業の炎上にまで至りませんでしたが、悪用されるリスクの高い個人情報です。

参考:Facebookを使った内定者フォローのリスクと対策 − エアリーフレッシャーズ

1通のメールが公開されて炎上に。

トンボ鉛筆の人事担当者から、選考希望学生に送られたメールがネット上に公開されて炎上する事件がありました。
これは、2011年3月11日の震災後という時期も相まっての炎上事件です。

書類選考に進むための提出期限がメール送信の2日後、といった切迫した締め切りにもかかわらず、メール文面には被災学生への配慮は少なく、傲慢ともとれる文面で綴られていました。
このメールを受け取った学生が、文面を掲示板に掲載し、それを見たネットユーザーたちからの非難の声が続出して炎上しました。

参考:トンボ鉛筆の人事・採用担当が、震災直後に無神経メール − Web広報 

炎上しない採用活動のポイント3つ

採用活動にSNSを取り入れていなくても、インターネット上ではすぐ情報が伝達する時代です。
炎上しない採用活動にするためには、最低限、次の3つのポイントを常に心がけることが必要でしょう。

  • 個人情報を出さない、漏らさない
  • SNSの機能を理解して使う
  • 丁寧な対応を常に心がける

採用担当者のみならず、企業で働く人として、常に心がけたいこの3ポイント。
採用活動で学生と接するときのみならず、個人でSNSを活用するときにも、立ち止まって確認してみてください。

もし炎上してしまったら、素早い判断と対応を

もし万が一炎上してしまったら……
会社のホームページにアクセスが集中してサイトがつながりにくくなる、電話での問い合わせ対応が増える、などと、通常業務に支障をきたすケースも出てくるでしょう。
取引先との関係や会社の業績に影響が出ることも少なくありません。

会社の広報担当者に報告/相談をして、炎上した原因と今後の対応をまとめ、公式なプレスリリースを出すことが鎮火に最も効果的です。
企業としての素早く誠実な対応が、ネット炎上には最も求められる姿勢です。

採用担当者は『企業の広報担当』でもあります

採用担当者は多くの学生と接するため、企業の広報担当とも言える立場です。
ましてや、SNSやスマホが浸透している年齢層の学生と、一番近い距離にいる担当者。
ネット上での広報活動の一旦を担っている、とも言えるのではないでしょうか。

採用活動での炎上リスクについて考えるきっかけに、会社の広報担当者と一緒に、会社のインターネット上の広報のあり方について話し合ってみることもいいかもしれません。

天池知子

天池知子

2011年株式会社カケハシ スカイソリューションズ入社。 就活サイト「ミートボウル」の立ち上げ運営に携わり、学生広報を担当。 2012年「就トモCafe」の社会人バリスタとしてボランティアで運営。 現在はフリーランスとしてメディア運営・ライティングに携わる。

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