「中小企業は採用できない?大手企業と戦わず、中小企業が採用率を高めるための3つのコツ」の記事でご紹介したコツのひとつ、「大企業と【同時期に】採用活動をスタートさせる」ことについて詳しく紹介したいと思います。
企業規模に関わらず、多くの就活生が活動する時期に採用活動することで、採用の間口を広げる施策として、大企業と同じ時期に採用活動をスタートさせることは重要です。
しかし、ただ単に同時期に活動するだけでは、多くの求人企業の中に埋もれてしまいます。
同時期に採用スタートをして、より採用率を高めるために何をすべきか、今回は具体的な内容について解説していきます。
どこで他企業と差別化させるのか明確化させる
多くの就活生が活動する時期は、多くの企業が採用活動する時期。
他の企業とどの部分で差別化させるのか、明確にしておくことが必要です。
はじめから別のフィールドで戦う
同時期に採用活動するとして、大手企業と同じフィールド(大手採用ナビ、合同企業説明会)で採用活動すると、やはり大手企業と比較されてしまいます。
それであれば、大手企業が参加していないフィールドで採用活動してみるのが一つの方法です。
中小ベンチャー企業を対象としたり、業界や地域に特化した採用ナビサイトや合同説明会に参加することがおすすめです。
特徴として、1つのサービスにつき参加企業数/利用学生の数が少ないことが挙げられますが、これはデメリットではなくメリットともいえるでしょう。
例えば、合同説明会ならば、大規模な説明会は多くの企業ブースが立ち並び、短時間での説明が続きます。
多くの企業と比較されるため、1社当たりの印象は薄くなることでしょう。
ですが、小規模の説明会ならば、就活生は1社1社をじっくり見ることができます。
自社の特徴にマッチした説明会を選べば、大規模な説明会で大人数に会うよりも、数十人の中から確実に採用につながる、効率的な採用活動ができます。
企業の温度感のわかる情報を発信する
大手ナビサイトを活用してもしていなくても、結局は就活生の中で複数の企業と比較されることは免れません。
しかし、採用活動となると、どうしても他企業と同じような企業アピールになりがちです。
事業内容や仕事内容など、会社の情報を伝えるだけの、会社説明になっていませんか?
中小ベンチャー企業の魅力は、その企業にしかないビジネスモデルやお客様との関係性、社員や社風、社長の描くビジョンです。
こういった企業の温度感を伝えるためには、端的でキャッチーな言葉でまとめたり、細かなエピソードを丁寧に伝える工夫が必要です。
企業規模や福利厚生を大企業と比較されては、勝負することが難しいかもしれません。
しかし企業の温度感の伝わる情報発信をすることで、比較されたときに、「この企業はこういうところが魅力だった」と、企業独自の魅力で選ばれる企業になるはずです。
早期スタートのためには、準備が肝心
差別化の方針が固まったら、残るは、大手企業と同時期に採用活動をするための準備がキーでしょう。
とにかく時期が勝負のこの戦法、以下の2点に注意して準備することで、スタートダッシュを確実にすることができます。
採用広報開始の3ヶ月前から準備スタート
どのナビや合同説明会に参加するにしても、とにかく早めの準備が肝心。
なぜなら、多くの企業の採用活動が集中する時期なので、採用支援サービス各社が前倒しのスケジュールを組んでいるからです。
ナビ掲載締切りや合同説明会申し込み締切りが、一番早い時期。
大手ナビサイトや合同説明会を活用されることを考えるなら3ヶ月前から検討開始を。
その他のサービス活用でも、2ヶ月前から問い合わせ、準備をスタートさせることがおすすめです。
インターンシップからの早期取り組みもおすすめ
大手企業と同時期に採用活動をする、という意味では、大手企業が開催するインターンシップから、採用活動に取り入れるのもおススメです。
サマーインターンシップ、ウィンターインターンシップと、就職活動本格化する前に活動している就活生は、働くことにとても意欲的。
今年度の学生の傾向や、自社は学生にとってどんな印象なのか、採用本格期前に知ることができるので、今後の戦略にとても役立つのではないでしょうか。
積極的な採用活動は採用成功につながる!
中小ベンチャー企業の新卒採用は、大手企業とバッティングしないように時期をずらして計画される企業が多く見受けられます。
けれど、学生が活発に動く時期を逃すのは、もったいないことです。
大手企業と同時期に採用活動をする一番のコツは、まずは実践してみること、かもしれません。
ぜひ、一度、採用時期をあわせた活動に挑戦してみて、採用の間口を広げてみてはいかがでしょうか。
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