数年前のリーマンショックなどの影響により新卒採用を一時的にストップした会社も多かったのではないでしょうか。
そんな中で若手の不足でこれまでやっていなかった中途採用を実施することになった企業も多いでしょう。
中途採用の中でも常に募集をし続ける通年採用(随時採用)のメリット・デメリットについて考えてみましょう。
メリットはより多くの応募者の中から選べること
通年採用のメリットは常に募集をかかげているので常に応募者が来るということです。
いつまでに3名採るという少人数ではなく、全体的な部門強化のために二ヶ月に1度各部署に数名ずつ採用していきたいという場合には有効でしょう。
実際には転職サイトに情報を掲示するだけではなく、転職エージェントに条件に合いそうな人がいたらいつでも紹介してほしいと長期に渡って求人を依頼するのも効果的です。
長い期間の募集をかかげていると時期によりいろんな状況の応募者が応募をしてくるのでより多くの異なる経歴を持った応募者に巡り合えることができます。
また、入社時期も数ヶ月余裕を持って相談にのることができるのではないでしょうか。
退職した人材の穴を埋めるためにすぐに求人を出して数名の応募者の中から一ヶ月以内に入社してくれる人を探す、という緊迫した状況で行う中途採用よりはじっくり人物を選べるのも通年採用のメリットであります。
デメリットは費用と工数
デメリットは募集期間が長いのでそれだけ費用が掛かることです。
成功報酬型の転職エージェントであれば実際に採用した時だけの費用発生で済みますが、その際の成功報酬は100万円を超えることも珍しくありません。
また面接も何度もしなければならず、面接官のスケジュール確保も大変ですね。
入社時期がバラバラなので引き継ぎに手間がかかり現場の負担が増えるでしょう。
1年の間には新卒採用の業務が忙しい時期もあるのでその際に並行して面接などが発生するのは非常に煩わしいものです。
このように考えるとデメリットはたくさんありますね。
効果的な採用に繋げるには社内の体制を整える
通年採用を効果的に活かすためには採用担当の手間がかからないように応募者があった際の選考から入社までの手順をシステム化してできるだけ手間を減らすことです。
メインの採用担当者でなくとも面接以外は派遣社員などでも処理できる内容にしてしまえばそんなに手間のかかる業務にはならないのではないでしょうか。
現場の方も引継ぎマニュアルが整理されていれば引継ぎもそんなに手間がかかるものではなくなっていくでしょう。
通年採用を長期にわたって実施していくためには社内の体制の整備が必要だということですね。
体制が整えばあまり手を掛けずに常に良い人材に出会えるチャンスがある中途採用を実現することが可能になるでしょう。
いろんな手法を試すことも大切
新卒だけに関わらず採用手法が多様化している現代では中途採用手法もいろんな採用経路が混在しています。
自社にとって有効な採用活動を行うためにいろいろな方法を試して見るのも良いですね。
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