みなさんの会社には人事制度はありますか?
ベンチャー企業や中小企業ですと、一部の企業ではしっかりとした人事制度がなく、社員のモチベーション管理や教育、要望を聞くことができていないことがあります。
人事制度がしっかり機能していないと、社員を採用してもすぐに辞めてしまい、なかなか定着しないという問題も発生しがちです。
今回は、会社独自の人事制度をつくり、社員が生き生きと働いているベンチャー企業の人事制度をご紹介します。
株式会社サイバーエージェント
サイバーエージェントの曽山哲人さんといえば、サイバーエージェント流 成長するしかけ などの本も出版し、今や人材系のセミナーに引っ張りだこの存在です。
そのサイバーエージェントでは、ユニークな人事制度が多く存在することで有名です。
- ジョグつく
- CA8
- ミスマッチ制度
社員全員が参加可能な事業プランコンテスト。半年に一度、直接経営陣に新規事業の提案ができ、優勝者やアイディア賞を受賞したものは子会社の社長や事業責任者を任せることもある。
取締役交代制度。建設的な取締役会運営のため取締役の人数を8名と定め、2年毎に原則2名の取締役を入れ替える。
下位5%をD評価とし、D評価1回でイエローカード、2回目でレッド カードとなり、2回目で部署異動または退職勧奨のいずれかを選択する。
サイバーエージェントの人事制度では、社員が会社のことを自分ごととして捉え、考え、能力がある人が活躍できる場を多くつくっています。
サイボウズ株式会社
なんと、一時は28%まで高まった離職率を4%まで低下させたというサイボウズ。
「より多くの人が、より成長して、より長く働ける環境を提供する」
というポリシーを定め、ワークライフバランスに配慮した制度や、社内コミュニケーションを活性化する制度を導入し、離職率の改善を果たしたという。
※careerhackインタビューより抜粋。
その具体的な制度とは、
- 選択型人事制度
- 育自分休暇
仕事を重視する人、仕事とプライベートを両立させたい人、残業をなくすことで、家庭や社外の活動にも積極的に参加する人、それぞれライフスタイルの変化に合わせて働き方を選択できる制度。
35歳以下のエンジニアやスタッフを対象とした、転職や留学など、環境を変えて自分を成長させるために利用できる制度で、利用者には「再入社パスポート」が交付され、退職後6年間は復帰が可能というもの。
等があります。
個人個人のライフスタイルや生き方を尊重する人事制度というのは、社員にとって魅力的ですよね。
面白法人カヤック
先日、ぜんいん人事部化計画を発表した面白法人カヤック。
カヤック社員全員を人事部のメンバーとし、社員一丸となって、一緒に働く新しい仲間を探し、思わず周りに紹介したくなる面白く働ける環境をつくっていくという内容です。
採用を自分ごと化する、とてもいい取り組みだと思います。
カヤックもユニークな制度を多く発表しています。
- 360度評価
- 実力ランキング
- 変態診断
月給を決めるための評価ではなく、成長のために社員同士で指摘し合う制度。
自己評価、他己評価含めて、全社員分がすべて公開されていま す。
社員同士の相互投票によって決まります。このランキングが月給に反映されます。
「変化」を推奨するカヤックにおいて、自らが変化しているかどうか
「変態度」としてチェックしています。
これら3つの指標で人事評価をしているようです。
その他にもHP上に自社独自の制度をアップしています。
どれもユニークなものばかりで、カヤックらしさが出ていますね。
Sansan株式会社
“ビジネスの出会いを資産に変え、働き方を革新に変える”をミッションにし、徳島県神山町にサテライトオフィスをもち、場所などにとらわれない働き方の提案をしているSansan株式会社。
- どに~ちょ
- イエーイ
- Know me!
平日の勤務を土日に変えられる
会社に出勤せず在宅勤務をする
違う部署の人と3人以内で飲みに行ったら1人3000円補助
など名前もユニークな制度があり、エンジニアが働きやすい環境をつくっています。
新卒採用は、社員が定着しないと意味がありません。
そのために必要なこととして労働環境や待遇、仕事内容などもありますが、仕事の成果をしっかりと評価し、個人の意見を尊重してくれる人事制度です。
社内にしっかりとした人事制度がないと感じている企業のかたは、社員の働きやすさと会社の成長を考慮し、自社に合わせた人事制度を考えてみてはいかがでしょうか?
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