採用担当の教科書

会社に“遊びに行く”。給料・待遇の掲載はNG。Wantedlyのユニークな仕掛け

以前、「『Wantedly』がインターン・新卒採用におすすめな3つの理由」でもご紹介した、シゴトSNSのWantedly。
企業もユーザーも、それぞれアカウントを持つビジネスSNSで、インターンシップや新卒・中途採用など、幅広い採用シーンで活用できるサービスです。

さらに詳しくサービスについてお伺いしようと、運営会社の株式会社ウォンテッドリー本社へ訪問取材させていただきました!
今週から4回にわたって、Wantedlyのサービスの魅力や採用事例をご紹介していきます。
第一回目は、利用ユーザーの傾向やWantedlyならではの特徴、そして低価格サービスの理由にせまります。

Wantedlyは「さまざまな出会いをつくる」サービス

お話をお伺いしたのは、ビジネス・ディベロップメント担当の大塚早葉さん。
企業アカウントの開設相談からイベント開催まで、幅広くWantedlyサービスに携われています。

会社に“遊びに行く”。給料・待遇の掲載はNG。Wantedlyのユニークな仕掛け

- Wantedlyについて教えてください!
ひとことで説明するとしたら、どんなサービスなんでしょうか?

「ユーザーのみなさんにとっては、ココロおどるシゴト、素敵な会社が探せるツール。企業のみなさんにとっては、会社のファンを増やすサービスですね。」

- ソーシャルリクルーティングサービス、とは違うのですか?

「以前は、ソーシャルリクルーティングサービス、と打ち出していたのですが、今は『シゴトSNS』と名乗っています。

Wantedlyでは、いきなり面接をしたい企業、すぐ仕事がしたいというユーザーのマッチングをしている訳ではないんです。まずは会って、話して、仲良くなる。

たとえ募集が採用であっても、出会って話してみることで、採用ではなく一緒に仕事をする仲間になったり、なんてこともよくありますね。
採用や転職に限らず、企業と個人のさまざまな出会いを支援しているサービスなんです」

「会社に“遊びに行く”」ことで、潜在転職者も取り込む

- ユーザーと企業が出会うはじめのアクションは「面接」ではないんですね。

「はい、Wantedlyの企業の募集ページ上にあるのは、「話を聞きに行きたい」というボタンです。
会社へ遊びに行くような、ラフな感覚で出会って欲しい。そう考えているので、かしこまった面接応募のシステムではないんですよ」

- 会社へ“遊びに行く”、という考え方に、驚かれる企業の方もいらっしゃるのでは?

「はい、『遊びに来てもらっちゃ困る!』とは言われます(笑)
でも、はじめから面接という出会いでは、転職に興味のある層としか出会えません。

転職活動をしている人は、そもそもの数も少なく、採用企業で取り合いになってしまいます。
あまり転職をしない日本人の気質もあわせ、転職市場はレッドオーシャンです。

そこで、企業との出会いを『遊びに行く』ことに設定して、ちょっと参加ハードルを下げて枠を広げることで、『転職活動をしていないけれど、いい会社があったら転職を考える』ような、ふわっとした感覚の潜在転職者にもリーチを広げられることができます」

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「Wantedlyの会員数は15万人、20〜30代を中心に様々なユーザーが登録しています。
SNSという仕組みから、IT・Web系でエンジニアなどの専門職採用に強いイメージを持たれがちなんですが、ユーザーの職業分布を見ると、メーカーや商社、外資系企業所属や、ディレクター/セールス/マーケティング職のユーザーもいるんですよ」

- 意外に幅広いユーザー層を抱えているんですね。

「『シゴトSNS』として間口をひろげたことで、ふだんSNSや転職サービスを使っていない人にも使ってもらえるようになりました。

リクルーティングサービスと名乗ると、自分がサービスを使っていることを他の人に知られたくないユーザーは、登録しにくいです。
でも、SNSサービスの一つなら、友達の会社を応援するためにユーザー登録をしてみよう、Facebookとも連動してみよう、となるので、幅広いユーザー層に気軽に活用していただけるようになりました」

給料・待遇の掲載はNG!ビジョンで惹き付け、ファンを増やす

- 現在、利用者数はどれぐらいなのでしょうか?

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「サービス開始から2年半、利用会社数も伸び続けて10月で5000社に到達しました。
IT・Web系のスタートアップ企業、ベンチャー企業だけでなく、最近では大手企業にも活用いただいています。

- 多種多様な業種、業界に利用されているんですね!
ここまで企業数が増えても、すべての企業に徹底してもらっていることがある、と聞いたことがあるのですが・・・

「はい、1つだけあります。
Wantedlyの企業アカウント上では、お給料や待遇に関しての記述は、一切してはいけません。
すべての企業アカウントにおいて例外はなく、これだけは守っていただいています。
もし記載された場合、企業ページをチェックしているパトロール部隊がいるので、発見次第ページの表示ランクを下げ、ご連絡しています」

- これも、お客様は驚かれますよね?どんな反応をされるんですか。

「2012年の2月のサービス開始当初から徹底しているのですが、当初は、『お金で採用できないなら誰が採用出来るの?』とよく聞かれました。

でも、ここが他のサービスと違うところです。
Wantedly上で伝えるビジョンや、SNSでの人とのつながりで、企業を知り興味を持ってもらうことから関係がスタートするので、従来の採用活動と出会いから違うんです。

会社のことを知ってもらってファンになり、採用できる。こうした採用をWantedlyでは『共感採用』と呼んでいます。
『共感採用』は、企業規模やお給料に左右されずに採用できるメリットがあるので、企業数が増えた現在でも、スタートアップやベンチャーでも採用成功しやすくなっています」

低価格の理由は、「社会的インパクトの最大化」を目指しているから


- ビジネスアカウントが3万円から、という低価格サービスも、スタートアップやベンチャー企業が導入しやすい理由の一つですね。
なぜ、そんなに低価格のサービスなんですか?

「お客様にも、もっと価格を上げてもいいのではないか、と言っていただくことが多いのですが、Wantedlyは売上を大きくするのがメインではないのが一番の理由です。

代表の仲がよく言う言葉を使うなら、『Wantedlyが目指しているのは、社会的インパクトの最大化』
FacebookやGoogleのように多くの人・企業に活用してもらい、Wantedlyがあることによって世界が変わったな、と、思っていただける、そんなサービスを目指しています」

面接から始まらない出会いが、『共感採用』につながる

サービスのコンセプトから、企業とユーザーの出会いの仕掛けまで、従来の採用サービスから一線を画すWantedly。
一見、企業からすると「採用サービスとしては使いにくいのではないか?」と驚くようなサービス設計の上では、『共感』をベースにした採用が生まれていました。
次の記事では、採用成功に導くために工夫がこらされている、ユーザーサポートや開発者の声など、サービスの裏側に迫ります。

ご案内サービス案内・料金など、更なる詳細は以下のリンクからご覧下さい。
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天池知子

天池知子

2011年株式会社カケハシ スカイソリューションズ入社。 就活サイト「ミートボウル」の立ち上げ運営に携わり、学生広報を担当。 2012年「就トモCafe」の社会人バリスタとしてボランティアで運営。 現在はフリーランスとしてメディア運営・ライティングに携わる。

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